大学生キャリア

2022.12.06

【危険?】ベンチャー企業に新卒入社するのは危ないって本当!?

【危険?】ベンチャー企業に新卒入社するのは危ないって本当!?
こんにちは!ゼロメディア編集部です。

皆さんは、ベンチャー企業に対してどのようなイメージを持っていますか?

「幅広い業務に携われるから成長できそう!」
「年功序列が無く、結果次第では昇進も給料もステップアップできそう!」

など、主体的に行動できる人にとってはプラスのイメージが大きいと思います。

その一方で、

「経営が安定していないから危なそう」
「仕事量が多く、激務で大変そう」

など、世間一般的にはマイナスなイメージがあるのも事実です。

特に新卒においては、大企業に就職して安定したキャリアを築いた方が良いという社会的風潮があります。現代の大学生の親世代は、子供が新卒でベンチャー企業に就職する事に反対する方が多いでしょう。

果たして、実務経験・スキルの無い新卒がベンチャー企業に就職するのは危険というのは本当なのでしょうか?一緒に見ていきましょう!

ベンチャー企業とは

ベンチャー企業の定義

第一に、ベンチャー企業とはどのような企業なのでしょうか。

前提として、ベンチャー企業に明確な定義はありません。しかし、日本政策金融公庫の資料によると以下のように定義されています。

“ベンチャー企業とは、革新的な技術・製品・サービスを開発し、イノベーションを生み出す企業であり、設立数年程度の若い企業”

会社の規模としては、従業員が少ない100人以下の企業がベンチャー企業と言われることが多いですが、サイバーエージェントや楽天など従業員が多いものの、先進的なサービスを新たに取り組む “メガベンチャー” と呼ばれる企業も多数存在します。近年学生人気の高いコンサルティング業界においては、レイスグループやLegaseedなどが挙げられます。

中小企業との違い

中小企業における定義は業種によって違いますが、中小企業基本法にしたがって資本金や社員数が定められています。設立年数や事業年数・事業内容などは考慮されておらず、中小企業とは規模を表現する言葉です。その為、ベンチャー企業であっても中小企業基本法に合致していれば、中小企業に分類されます。

(出典:中小企業庁より)

ベンチャー企業に新卒入社するメリット

裁量権が大きい

ベンチャー企業は人数が比較的少ないことから、責任のある仕事を任させることが多いです。大企業に新卒入社した場合、研修の期間が長く、仕事を任せるまで時間がかかる場合が多いですが、ベンチャー企業では早い段階で実務に取り組めます。また、仕事で結果を出せれば、年齢や経歴関係なく評価を得られる点もメリットです。

風通しが良い

多くのベンチャー企業では20代・30代の占める割合が高く、同世代が多いため価値観が似ている確率が高く、意見をしやすいです。大企業では年功序列で昇進し、上司に自分の意見を主張しづらい確率が高いです。しかし、ベンチャー企業では社員数も少なく裁量権も持っており、経営者や幹部とも距離が近いことから、自分の意見が通りやすく、風通しが良いと言えます。

経営者との距離が近い

一般的な大企業の場合、新卒社員が社長と面会して話す事は滅多にないありません。それと比較して、自分の提案や疑問などを経営者に直接意見できる点は、ベンチャー企業の特徴・魅力と言えます。経営者の考えや仕事を間近で見ることができ、社長から直接フィードバックを得られる点は自己成長の上で大きな糧となるでしょう。

ベンチャーに新卒入社するデメリット

経営の安定性に欠ける

大企業と比較して、経営面が不安定という点はベンチャー企業のデメリットです。創業してから日が浅い企業も多く、長年経営している老舗企業と比べて経営が安定しているとは言いづらいです。入社後早々に、会社の倒産やリストラに合うリスクも考慮しておくべきでしょう。

教育制度の不充実

ベンチャー企業では研修・教育にかける時間・費用が少なく、充実した教育制度がある確率は低いです。設立年数が浅い企業は業績が不安定で、教育ノウハウも少ないと考えられます。すぐに実践・行動ではなく、じっくりと研修をして教育を受けたいという人には向いていないです。能動的・主体的に行動でき、自ら進んで学べる人でないとベンチャー企業は難しいでしょう。

給料や福利厚生が少ない

成果次第で高収入が期待できますが、給料が安定していない点はデメリットと言えるでしょう。また、大企業と比べると福利厚生は少ない企業が多いです。しかし、転職者は給料が下がる可能性はありますが、新卒は初任給が低いことを考えると、あまり気にする必要はないかもしれません。

結論

結論、ベンチャー企業に新卒入社するのは危険ではありません。

根拠としては、ベンチャー企業は基本的に即戦力の中途採用で人材を確保することが多いです。新卒を育てるのにはコストがかかるため、新卒入社を募集している企業は売り上げが一定水準安定しており、将来の規模拡大に向けて動いていると考えられます。また、3年以内であれば第二新卒として再度就職活動をリスタートすることもできます。

しかし、上記のデメリットでも述べたように、リスクがあるのも事実です。メリット・デメリットを考慮し、どの企業に行くかを決断しましょう。

ベンチャー企業に限った話ではないですが、どの企業に就職するのかではなく、「自分自身の進んだ道を正解だ」と胸を張って言えるように努力してください!

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