2021.12.27
【意義あり!】とある投稿に異議を唱えてみた
スマーフォン普及に伴い、今や生活の一部となっているSNS。
大学生の皆さんも情報収集の際にアプリを開き、毎日SNSを見ている!なんて人も多いのではないでしょうか。
今や私たちの生活に欠かせないSNSですが、こんな投稿を見たことはありませんか?
「大学生のうちにしておいた方がいい○○!」
いわゆる「~した方がいい」投稿です。ビジネスアカウントやフォロワー数が多い社会人ほど、作りガチな投稿ですね。このような投稿をする狙いは一体何なのでしょうか?
今回は「~した方がいい」投稿のメリットやデメリットを記載しながら、さまざまな視点から考察していきます!
目 次
「~した方がいい」投稿の実態
現在大学3年生は就活中の方も多いと思います。就活での情報収集において、気になることによく挙がるのが「資格は有利に働くのか?」「そもそも資格は必要なのか?」です。ではこれをSNSで検索してみましょう。そこでヒットするのは以下のような投稿だと思います。
「○○の資格は絶対にあった方がいい!」
「TOIEC□□点は必須!」
やはり出ましたね。就活において資格が有利に働くか、それが必要かは “その人と資格内容による” がいちばんの答えになります。そもそも志望する業界や職種において求められる資格はそれぞれですし、あなたに求めるものも企業によって変わってくるためです。ではなぜ「いる、いらない」と断言する投稿が多いのでしょうか?
「~した方がいい」投稿のメリット
方向性を決めるきっかけになる
( “投稿を見た側” のメリット)
先に申しておきますが、このような投稿を否定したくてこの記事を書いているわけではありません。むしろ、1から始める方や何も知らない方にとっては有益であると考えています。
例えば、TOEICを勉強しようとなったときに、まずは教材選びから始めると思います。ただし、どの教材が有名なのか、どれを買えばいいのか、多くの人は分かりません。その時に方向性を示してくれるのが「~した方がいい論」の投稿です。自分の取り組むべきものが明確になるため、その投稿から行動に移すきっかけになります。
需要があり、インプレッションが増える
( “投稿した側” のメリット)
特定の分野で成功している人の「~した方がいい」投稿は説得力があるため、見る側の需要は他の投稿と比べて高いです。そのため、投稿者のインプレッション数(投稿を見られた数)は伸びる傾向にあります。投稿する側にとってはそのインプレッションからビジネスチャンスの創出に繋がる可能性もあるため、大きなメリットとなるのが特徴です。
また言い切った方がインパクトのある投稿になるため、元々興味がなくとも、投稿から興味をそそられ見てしまうという効果も発揮されます。
「~した方がいい」投稿のデメリット
「同じ人はいない」ことを考慮していない。
今回の記事で最も伝えたいことは個人の価値観の相違です。これまでの投稿は全て、前提が同じ人間です。「十人十色」の言葉があるように、世界中に誰1人として同じ人は存在しません。人によって性格や感受性など、それぞれです。インパクトのある題名と説得力がある人が行っている投稿なので、むやみやたらにその情報を取り入れようとしてしまいます。
しかし、その情報は本当にあなたが求めていたもので、有益に作用するものなのでしょうか?ひとりひとりが違う人間であるからこそ、その情報は本当に自分にとって正解なのかを判断する必要があります。SNSの情報に左右されすぎてはいけません!
結論
今までは考えることをやめて、SNS上の情報を取り入れていた人も多いのではないでしょうか?最後に伝えたいことは、SNSは個人起点で発する場であり、すべて正しい情報ではないため、無責任であることです。
意見や価値観は人それぞれであるため、今後「~した方がいい」投稿を見かけた場合には、内容を100%取り入れるのではなく、自分に必要だと思ったことのみ取り入れ、取捨選択をしましょう。
SNSだけでなく、全ての情報を自分ごとに置き換えて考えてください!最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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