2021.10.07
留学を断念した大学生が、日本のインターンシップで努力する理由
新型コロナウイルス感染症の影響で外出制限が求められている昨今、充実した大学生活は送れているでしょうか?
現状おそらく、多くの学生が充実した大学生活を送れていないでしょう。
授業はオンライン、学祭の中止、旅行にも行けない。
その中に、留学を断念した方はいませんか?特に、長期留学は、時間がある大学生のうちに経験しておきたいものですよね。
そこで今回は、タイトルの通り、留学を断念した大学生の”今”に迫った記事となります!
留学を断念した学生が、なぜ今、日本の長期インターンシップに参加しているのか。ぜひご覧ください!
目 次
塩見真歩(しおみまほ)/神戸女子大学3年生
コロナ禍で消えてしまった夢
次に目を向け、始めた長期インターンシップ
―まず、塩見さんが留学に行こうと思った経緯は何ですか?
塩見:自分が将来働きたい業界に、英語が必須だったからです。もともと空港で働くのが夢だったので、とにかく英語を鍛えようと思っていたんです。
ですが、コロナの影響は、留学が中止になっただけでなく、航空業界の採用にまで影響が出たんですよね。今まで航空業界しか見ていなかった私にとっては、とても辛い出来事でした。
―そうだったんですね。そこから長期インターンシップに参加しようと思った経緯を教えてください。
塩見:留学を断念した後は、就活のためにと、一般企業を見始めました。
でも、就活を始めてすぐ「大学生になってから頑張った経験がない」ことに気付いてしまったんです。
今までの大学生活を振り返った時に、アルバイトもサークルも行くだけで、いわゆる「人並み」だったんです。とにかく、普通の大学生活を過ごしすぎたんですよね(笑)
そこから、どうしたらいいのか分からず、とりあえず、いつも頼りにさせてもらっている先輩に相談させてもらったんです。
そしたら、その先輩に
「長期インターンシップに絶対行っておいた方がいい!!私は迷った挙句、経験しなかったんだよね。でも、ものすごく後悔しているから、今のうちに経験するべきだよ!」
と言われたんです。
先輩の言葉を聞いて、長期インターンシップは、
「大学生のうちに頑張った経験が欲しい」私にとって最適な場所なんだと直感したんです!
―とてもいい理由ですね!では、参加する前とした後でのギャップはありましたか?
塩見:正直、ここまで意識の高い学生が集まっているとは思いませんでした(笑)
ただ私は、1度決めたことであれば、貫きたいタイプなので、今までの生活とは全く違った環境ですが、それがまた頑張ろうと思えるポイントになっています!
―正直、辛いと思ったことないですか?
塩見:初め苦労したのは、早起きの部分でした(笑)
でも、インターン先では、営業の仕事に行く際、必ず遅刻しないようにと早く起きるようにしています(笑)
今までは「遅刻してもいいや!」と思っていたので、当たり前の事かもしれませんが、遅刻してはいけない理由、早めに行動する事の意味を、まず初めに気付きましたね(笑)
ただ、それ以上に、営業の仕事において得れることが多すぎるんです!!
比較したら、早起きなんて何てことありません!
簡単そうだが実は難しいもの
自分を見つめ直す
―長期インターンシップに参加してから、成長したなと思うことはありますか?
塩見:「常に考える」癖をつけた事ですかね!これは一見、当たり前のように思いますが、普通の学生生活を送ってきただけの私にとっては、難しい事だったんですよね。
振り返ってみれば、今までは言われたことを全て受け入れ、愚直に行動しているだけでした。それもそうで、日常生活において、考える事象すらなかったんです。
ですが、長期インターンシップに参加してからは、上手くいったことに対して
「なぜ上手くいったのか?」
「どのような行動が実を結ばせたのか」
まで考えるようになりました。
意図を持って行動することの重要さを毎日学んでいます!
また、自分について考える機会も増えましたね。
自分について考えた時に「自分にはこんな部分があるんだ」と気付けた時は、本当に嬉しいんです!
例えば、以前までは、自分の話には結論がなかったり、見られ方の面で、気にする事なんてありませんでした。
ただ、今は「どのように話したら、相手に伝わりやすいだろう」と常に考えるようにしています。でも、今はまだ意識的に考えているので、これが、無意識に出来るようになるのが、今の目標でもあります!
改めて考えると、長期インターンシップに参加していなかったら、自分を見つめ直す機会もなかったと思うので、参加を決めた自分に感謝しています!
これからの目標
私が本来したかったこと
―これからの目標はありますか?
塩見:今の目標は、頼れる、皆の目標になることです!
私は、3人姉妹の長女なので、もともと頼られる環境下に育ってきました。
反対に頼る経験をしてこなかった私にとって、長期インターンシップに参加してからは、ずっと上司の方々に頼ってばかりだったので、これからは得てきたものを発信できるよう、周りの人が困っていたら、頼ってもらえるように行動していきたいと考えています!
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