ZERO VALUE

2023.03.09

能天気だった女子大学生が長期インターンシップで思考力がついた話

能天気だった女子大学生が長期インターンシップで思考力がついた話
皆さんこんにちは、ゼロメディア編集部です!

大学生の皆さんは普段から思考する癖はありますか?
何も考えずただアルバイトをこなしたり、サークル活動や友人との遊びに時間を費やしている人も多いのではないでしょうか?

もちろん大学生活で学業以外のアルバイト・サークル活動・遊びは学生の間しか経験できない大切なものではあります。

しかし、4年間何も考えずに過ごしていると、いざ社会人になり仕事をする際に、与えられたこと以外できなくなってしまいます。

社会に出て必要とされる人材になるためにも今回は、今まで考えることが苦手でしたが、自身の将来に向けて長期インターンシップに参加している小野明日美さんにインタビューを行いました。

なぜ彼女が長期インターンシップに参加することとなったのか、そして長期インターンシップでどのように変化したのかご注目ください!

桃山学院大学3年生/小野明日美(おのあすみ)

長期インターンシップ参加前

能天気で何も考えていなかった大学生活

―長期インターンシップに参加する前はどのような学生でしたか?

友人と遊ぶことを第一に優先し、何事も「何とかなるだろう」という楽観的な思考の学生でした。長期インターンシップに参加する前までの大学生活は、遊びとアルバイトが大半を占めていましたね。遊びに行くための資金をアルバイトで作り、遊んだ時にすべて消費するといったことを繰り返し続けていました。

大学の授業はコロナ渦の影響でオンライン授業がメインであり、授業でグループワークや発言を求められた際に、ネットで調べたことを自分の主張のように発表するといったその場しのぎの方法を繰り返し、物事について深く考えることから逃げていました。

友人の幅も自分と価値観が合い、自分を肯定してくれる人だけとしか関わらなかったため、自然とコミュニティも視野も狭くなり、何一つ成長しないまま学年だけが上がっていました。

―そんな中、小野さんが長期インターンシップに参加しようと思ったきっかけを教えてください。

大学3年生になって就活を迎えた時、ゼミの先生のある言葉で、自分について考えるようになったことがきっかけです。

就活に対して何も動き出す事ができていないゼミ生の私達に、先生は親身にどうすれば良いか教えてくださりました。

『ガクチカ』という言葉は聞いたことはありましたが、正直「学生時代に力を入れたこと」の略称ということも知らなかったくらい就活について無知でした。そこからガクチカを書く練習をすることになりましたが、今まで何も考えずに生活していたので何かに注力したことがないという自分の現状に気づきました。

そして同時に「何かを全力で取り組みたい」という漠然とした目標ができました。この目標設定ができたおかげで、自分が狭いコミュニティで満足していることから視野も狭まっていることが浮き彫りになり、新しいコミュニティに飛び込みたいと強く思うようになりました。

そこで中学生時代からの友人に相談した所、長期インターンシップの誘いを受けました。社会人としての経験ができるかつ、学生数も多いためコミュニティも視野も広がるだろうと考え、今の自分にぴったりだと感じました。

将来に対する考え方の変化

―長期インターンシップを始めるにあたって不安な事はありませんでしたか?

正直、長期インターンシップとは何か深く理解できていなかったため、私にとっては未知の世界で不安しかなかったです。でも、何も頑張れていない自分のままでいるほうが辛く ‟当たって砕けろ精神” で入社を決意しました。そして人事の方との面談をした際に、同じ大学生には見えない社会人同様の姿勢に「自分もこんなかっこいい先輩になりたい」と思うことができたおかげで、入社の不安が吹き飛んだ事を覚えています。

―面談を通して、長期インターンシップに対する思いはどのように変わったのですか?

当初は就活のための「成功体験が欲しい」「ガクチカのために何かを全力で取り組みたい」という、自分自身の近い未来に対しての考えしか持っていませんでした。

しかし面談を通して、長期インターンシップに参加し、成長することで「自分の行動で周りを動かす事ができる影響力が欲しい」という就活以降も活かすことができる目標が生まれました。

長期インターンシップに参加して

―実際に長期インターンシップを始めてみてどう感じましたか?

入社前の自身の生活に比べ、圧倒的に充実していると実感できました。学生数が多く、自身の目標や成長のために行動している向上心が高く、尊敬できる仲間が身近にできたことで、今まで自分になかった価値観を知り、視野が広がりました。それに加え、お互いの良いところを褒め合い、しんどい時には必ず誰かが手を差し伸べて支え合うという環境にも価値を感じています。

営業活動中のお客様との商談も、自分の成長に繋がっていると実感しています。お客様のニーズを理解することが、営業において最も重要だと私は考えています。お客様が何を求めているかを見つけ出すことは簡単ではありませんが、目の前のお客様に寄り添うことによって、ここでも多様な価値観を知れるため、自分にはない考え方を受け入れられるようになりました。

劇的な意識変化

-小野さんの中で何か変化はありましたか?

入社前に自身の課題と感じていた考えない癖が、長期インターンシップに参加してから全ての物事に対し、本質まで考えるようになりました。

これは自分の意識だけではできるようにならなかったと感じています。新人教育担当の方との研修で、毎回私の発言に対し「なぜ?」と繰り返し掘り下げて面談を行ってくれたため、必然的に思考するようになりました。研修当初は、今まですぐに人に答えを聞いていたこともあり考える事がとても苦痛でしたが、ヒントを少しずつ与えてくれながら解決まで導いてくれる環境があったことで途中で投げ出さずに続ける事ができました。今では無意識に、深く考えることができる思考回路まで成長することができました。

この成長は、何も考えずに行っていた遊びやアルバイトからは得ることができないものだと強く実感しています。

今後の目標

-今後どのように活動していきたいですか?

入社前に比べて成長は実感できましたが、一つの成長に慢心せずまだまだ進歩し続けたいと感じています。これまでは自分のことで精一杯で、周りの仲間や先輩に助けられてばかりでいました。ですが、これからは視野を広げ、自分が今まで学んできたことを大切な後輩や周りの人に受け継ぐことができる「支える」側の人間になりたいです。

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