2021.03.15
【社会人インタビュー】私が営業職からエンジニアへの転職を決めた話。
内定=ゴールになっていませんか?
いざ社会人になって「思っていた会社と違う・・」「こんなはずじゃなかった」と思う社会人が意外と多いそうです。
今回は、インターンシップ時代にも営業成績1位を獲得し、鳴り物入りで営業マンとしてIT企業に就職したものの、社会人2年目になった今、エンジニアに転職しようと考えている社会人にインタビューを行いました!
そして、就職活動の面接の極意もお伺いしたので、就活生の皆さんは必見です!
目 次
刺激のある環境で切磋琢磨しながら働きたい
-早速なのですが、谷宮さんはどのような軸をもって就職活動を進めましたか?
“刺激ある環境で切磋琢磨しながら働きたい“
法人の営業、無形商材を扱う会社等、様々な軸をもって就職活動を進めましたが、最終的な決め手となったのはこの想いです。スタイルガーデン(※以下、SG)での活動を通して、刺激ある環境で意識の高い仲間と共にやってきたからこそ、将来も自分の成長に繋がる場所で働きたいと思っていました。厳選する中で私は3社しか受けず、そのうちの1社から内定連絡を頂いた時点で即時に決めました。
–3社に絞ることは怖くなかったのですか? 私は、絞ることが怖くて、いろいろな企業の説明会に参加しています。
そうですね、私は自分の人生設計から逆算してこの3社に絞ったのですが、もし落ちたら、またほかの企業を受ければいいやというマインドでやっていました。(笑)今思うと特殊なやり方かもしれませんね。毎年の採用状況や経済動向にもよるので、しっかり情報を精査して取り組まれることをおススメします。
営業と面接は同じ
-SGでのインターンシップ経験が就職活動や社会人になって活かされたことはありますか?
沢山あります!SGで学んだ営業スキルはどの場面においても役立つと考えています。就職活動における面接時も営業力がかなり活かされました。面接において一番大切なことは、企業側に自分を採用するメリットを伝えることです。営業と一緒で、何かメリットがないと人の心は動きません。
面接では自分の経験を話すだけでなく、その経験を会社でどのように活かすのかを伝え、面接官に「この子は活躍してくれる」と思ってもらう必要があります。その為、企業側に自分を採用するメリットを伝えた上で、他の学生よりも即戦力に映る面接を心掛けていました。
当然、営業力以外にも「やっててよかった」を実感できる機会が更に増えましたね。特に学生時代には社員や顧客を始めとした社会人との接点が多く、対人関係に肝が据わりました。例えば、上司とのコミュニケーションでは普通であれば自分の意見を言わず、受け身となり聞き役に回ることが大半だと思うのですが、私は上司とのコミュニケーションに疑問を持つと、臆することなく疑問や意見を言えちゃうので、たったコレだけで貪欲だとか積極的だと前向きな印象を抱いてもらえます。
あとは、当たり前のことですが、礼儀の大事さを実感しました。SGにいるときは、挨拶の仕方をほめられ、特定の顧客から贔屓にして頂いて、働きやすい環境を実現していました。この経験から、今まであいさつの大事さはわかっていたけど、たった1つの行動次第で変わることを実感しました。
営業→エンジニア?
-現在転職を考えているとお聞きしましたが、どうしてですか?
結論から言うと新卒時の職業観では見立てが甘く、転職を考えるようになりました。私が就職活動をしていた時は、営業職は実績で評価される分、どの会社に入っても数字を追い続けながら、周りと切磋琢磨できる環境で働けると思っていました。
しかし、私が就職先に選んだ企業は業界でも大手であり、配属された部署も新規顧客の獲得ではなく、既存にアプローチをかけていくルート営業のスタイルなんです。(会社が大きい分、現状維持を求められている)その為、実際入社すると「物足りない」と感じてしまったんです。
居心地は良いが、スピード感がなく本来私が求めていた刺激のある環境ではなかったからです。求められる現状維持のパフォーマンスと発展性のないスキルに焦りを感じましたし、営業職はゆるい環境ではないと思っていたからこそ、ギャップを感じて転職を考えるようになりました。
-その中でもエンジニアを志望しているのはなぜですか?
自ら動いて顧客の課題を解決する瞬間にやりがいを感じたからです。現在の仕事内容は、対企業にソフトウェアパッケージの販売・導入のサポートを主に行っています。その仕事を通して、お客様が作っているシステムにトラブルが起きたとき、エンジニアを派遣する調整しかできない自分(自分が解決したいけど、間の調整役しかできない事)が嫌でした。
その時にエンジニア職であれば直接的に解決し、お客様が喜んでいる瞬間に立ち会える。自分の手で解決したいと思うようになり、エンジニアを目指すようになりました。新しい局面が多く、緊張感のある場面で働くことに自分が望んでいるのだと気付いたのです。
転用のできるスキルを持っているもん勝ち
-無事大手通信会社のエンジニア職としての転職が決まった谷宮さん。転職は難しいイメージがあるのですが、成功した秘訣は何ですか?
転用可能なスキル(=営業力)を身に付けたからだと思います。私は納得して就職活動を終えましたが、キャリアが進むにつれ自分の職業観とは合わず転職の道を選びました。しっかり準備をして就職活動に挑んだとしても、職業適性や企業文化にマッチできるか、否かは誰にもわかりません。どんな状況でも支えてくれるのは、今までの経験で得たことです。それが私の場合、営業力でした。
営業力があったからこそ、自分の職業観に緊張感、顧客へ主体的に貢献する、常に新しいことを求められるハードな労働と広がりを持たせることが出来ました。逆に営業力がなければ軸が無く、自分の職業観を広げる材料にも気付かず、環境に合わせ、無理やり納得する自分になっていたかもしれません。
私が就活生に言えることは、企業をよく調べた上で就職活動をする事。そして就職活動の軸をしっかり持つこと。それでも自分に合わないことはあるし、その時選択肢を広めてくれるのは、自分が得てきたスキル・職業観だと思います。将来の自分を助ける為にも、大学生という貴重な時間を無駄にしないように過ごしてください!
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