大学生キャリア

2021.03.12

就職留年から見えた、何をするかではなく「夢中」になることの大切さ

就職留年から見えた、何をするかではなく「夢中」になることの大切さ
みなさんこんにちは!
お久しぶりのライター須藤です!

今回は、去年まで一緒に長期インターンで働いていた先輩の藤岡さんにインタビューさせていただきました!

去年の秋に大手通信キャリア企業に入社し、コロナ禍での新卒1年目をどのように過ごされているのかお話を聞きました!

 

藤岡未帆 / 神戸大学 国際文化学部 2020年秋卒業
大手通信キャリア企業
DX推進部で社会人生活をスタート

 

コロナ禍でも感じる充実感

私は2020年10月に大手通信キャリア企業に新卒として入社し、もう少しで入社半年を迎えます。年明けからは完全テレワークで会社には出勤していませんが、毎日未知の領域で学びを得ています。

私はDX推進部に配属されたのですが、デジタル技術を用いてあらゆる法人企業様の既存ビジネスの業務効率化を進めたり、全く新しいビジネスを生み出し、収益化に繋げる仕事をしています。

ルーティンによる決まった仕事ではなく、多くの人を巻き込みながら新しいビジネスの形を作る部署なので、わからないことが溢れかえっていますし、先輩に聞いても答えがないと言われる場合も多くて自分で調べて考えることが多い環境です。私は担当業界が未定のため、先輩方の会議に同行し、議事録の記入を中心にお客様を担当して以後の業務フローなどを勉強しています。

勉強量は多いですが、社会はこんな風に動いているんだと高揚感が募るワクワクも感じることができるので、毎日充実しています。

 

不安な就活

今でこそ、充実した毎日を送っていますが、実は私は2年連続就活を経験していて、将来について悩んだ時期が長くありました。1回目の就活では「大手は熱量のない人ばかりが働いている」と大きな偏見を持って挑んでいました。大手は安定しているからこそスピード感がなく、仕事に対して熱量が低い人が集まっているイメージを強く持っていたので、ベンチャー企業にフォーカスしていました。

就活セミナーやインターンで出会ったベンチャー企業に勤める社会人の方々は楽しそうにイキイキ働いているよう見えました。人生の1番長い時間を捧げるからこそ、楽しく働ける仕事を選ぼうとその時は決心したんです。その後、無事にベンチャー企業から内定をいただき、早期から内定者インターンとして働き始めました。しかし、働き始めてから理想と現実に大きなギャップを感じたのです…。

明確にやりたいことが決まっていなかったのですが、「楽しい=好きなこと」だと考え、興味や関心で企業を選びました。しかし、いざ働いてみると、事務的な作業も多く、「本当にこれがやりたかったんだっけ?」と疑問を持つ日々が続きました。よくある「あれ、思っていたのと全く違う…。」ギャップによるKO状態でした(笑)

ベンチャー企業は専門性が高く、まだやりたいことが明確にない段階で選んでしまっては、将来の可能性が狭まってしまうのではないかと考え直し、もう1度就職活動することを決めました。そして、1回目と比較し、就職活動の選社軸に広い視野で取り組みました。自信のあることを活かせる環境へと選択することが、結果的に楽しい仕事になるということに気づきました。

自分が興味あるものを仕事にするのではく、whatの先にある動詞まで落とし込んで考える大切さを学んだんです。例えば、化粧品が好きという人でも、それが仕事になれば、化粧品をつくる、市場をリサーチする、新製品を企画するといったように全く違った意味合いになってくるのです。

what(=名詞)が動詞に変わっても
興味があればGO!
興味がなければSTAY!

そうやって考えていけばベンチャーや大手であるといった環境が自分の仕事を制限する理由ではないことに気づきました。変なこだわりや偏見が崩れた瞬間でした。このことに気づけたからこそ、今の充実した社会人生活があると思っています。

就活で不安な人へ

私が2回の就職活動を経験したように、初めてのことを調べながら突き進んでいくのはとても難しいと思います。ただ、社会人になればそれまでの力が試されます。

やりたいことはきっと色々なことを経験した先で見つかるんだと思います。その時までは行動し続けなければなりません。つまり、「継続」です。自分の「継続」を知るには何か1つに本気で取り組むこと。

「何」をするかではなく「夢中」になることに意味があります。夢中の中には「継続」が隠れています。継続が先述の動詞に繋がれば、それは適性の高い職業になりえます。継続性があれば、物事の成功確率は増します。今のうちに未知の領域に挑んでいける経験や力を身につけておけば「やりたいこと」を見つけるスタートダッシュが切れます。

私もまだ社会人生活が始まったばかりですが、4月からお客様を担当し、いつか自分が携わった新たなサービスを世に出すことが目標です。まだ明確な未来は見えませんが、今は早く研修を乗り越えて、自分の力で仕事がしたくてたまりません!

社会に出れば、より多くの試練が待っていますが、自分が関わることで誰かの役に立つ、社会に影響を与えることができるという達成感、楽しみを感じることができます。自分の継続を見つけ、入社と同時に前のめりで働く未来の社会人とお会いできること。その瞬間を楽しみにしています!

 


ライター後記

whatを動詞に落とし込んで将来の仕事を考える、そして自分の「継続」を見つける、難しいけどとても大事なことですね。

私、まさに今、何となく良いなと感じる環境に左右されながら就活していました!(笑)

今回の大きなヒントを元に自分のファーストキャリアを考え直してみます!

次回は4月以降、担当のお客様を持って働き、さらに輝く藤岡さんにインタビューさせてください!

貴重なお時間、有難うございました!

 

ライター須藤が登場する記事はコチラ

【悲報】「大学は人生の夏休み」日本だけ説!? 海外留学で変わった考え方

こちらの記事も読まれています。

【24卒・就活生必見!】就活が不安な君へ〜就活入門書〜

【ドンタコス、コンビ解散の危機?】大手志向vsベンチャー志向

当たり前のレベルをあげて、最強な人物に!!

将来の夢が見つからないのは自分のせい!?【夢がないからこそ、今すべきこと】