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2022.02.16

【業界選びの教科書Part1】広告業界って何するところ?

【業界選びの教科書Part1】広告業界って何するところ?
皆さん、こんにちは!ゼロメディア編集部です!

就活生の皆さん!業界研究は始めていますか?
ガクチカは作れたけど業界研究は始めていないそこのあなた、大丈夫です!

今日は広告業界について解説します。
広告業界は、一言で表すと『企業のプロモーション戦略を代理する業界』です。
広告主であるクライアント企業と広告枠を持つメディアの仲介となって、双方に対して利益を生み出す役割を担っています。

広告業界の実態

①総合広告代理店

例)電通・博報堂・ADK・大広・読売広告社…

総合広告代理店とは、あらゆる広告メディアにおいて、広告主の要望に応じて企画から製作・発信までを総合的に運営する代理店を指します。1つのメディアに捉われないため、スケールの大きな案件を扱うことができます。また、自分の好きなことを仕事にできる可能性も大いにあります。給与が高いことで知られる総合広告代理店ですが、それは労働時間や残業の多さによるもので、寝る間も惜しんで激務に励まなくてはなりません。また、広告制作に興味があって入社したとしても、広告主への営業や進捗管理などがメインの職種に就くケースもよくあります。そのため、どの職種を希望するのかをあらかじめ意思決定しておく必要があります。

②専門広告代理店

例)サイバーエージェント・セプテーニ・オプト…

専門広告代理店は、ある分野に特化した広告の運営を行う代理店です。新聞の広告枠を専門的に扱う代理店や、屋外広告を専門とする代理店、インターネット広告を扱う代理店などがあり、各分野の専門スキルを身につけることができます。専門スキルやノウハウを生かし、広告枠の理想的な費用対効果を生み出せるのが強みです。

近年、スマートフォンの普及やインターネット環境の充実によってインターネット広告がトレンドとなっており、これまでテレビや新聞、雑誌の広告利用率が高かった食品メーカーでもインターネット広告の利用が増えています。

③ハウスエージェンシー

例)東急エージェンシー・JR東日本企画・朝日広告社…

ハウスエージェンシーは広告主である特定企業の子会社として広告を製作する代理店のことを指します。大企業の広告宣伝部が独立しているケースが多く、親会社は広告代理店に依頼した時の莫大な仲介手数料を削減できます。また、あらかじめ企業理念やサービスについて理解しているため、総合広告代理店に依頼するよりもスムーズに業務が成り立ちます。しかし、業務内容が安定的な反面、外部企業だからこそ提案できる斬新なアイデアは通りづらい特徴もあります。また、年収が親会社に依存するため、独立している企業に比べて年収が低い傾向にあります。

広告業界あるある

飲み会が多い

広告代理店は、多数のクライアントを相手にすることで、様々な経験やスキルが身につきますが、その分クライアント企業や利害関係者との飲み会にしばしば誘われます。クライアントへの接待であっても飲み会が多く、1人あたりの “自由時間” は少ないとされています。

経歴フィルターがある

広告業界を目指す人の中には、デザイナーやコピーライターなど「クリエイティブ職」を志望する人が多いでしょう。しかし、クリエイティブ職を受ける学生の中には、美大で学生時代に実績を残した人がたくさんいます。過去にコピー大会で入賞した経歴を持つ志望者もいます。経歴と実力を重視するため、インターンからの採用も多いようですし、そもそもインターンの倍率もかなり高くなっています。一般大学生が、専門的な知識や技術を身につけた学生と選考で戦っていくのはとても難しいことなので、熱意を示せる行動を起こす必要があります。

広告業界に向いている人

①タフな精神力がある人

広告代理店は激務かつ残業が多いことで知られています。クリエイティブで華やかな印象を持つ人も多いですが、実は営業職・マーケティング職では地道な作業が多いのです。また、広告主・クライアント企業の板挟みに遭い、無茶な要望にも応える必要があるため、タフな精神力は必要不可欠でしょう。

②対人コミュニケーション力がある人

業界の中でも特に総合広告代理店の営業マンは、多くの利害関係者を抱えるため、人に対する苦手意識を持たないことが大前提です。どんな人とも信頼を築くことができるコミュニケーション力は、プロジェクトを成功させるための交渉力にも結びつくでしょう。

③トレンドに敏感な人

近年市場規模が急成長中のインターネット広告を扱う広告代理店で働くには、トレンドへのアンテナが求められます。常に変化し続ける世の中で、広告業界の一員として働くなら、日頃から新たな情報をキャッチする力も必要でしょう。

広告業界を受ける人へ

最後に、広告業界を受けるにあたって大切なことがあります。

「憧れだけで志望してはいけない」ことです。自分の担当した広告でサービスがヒットすれば達成感がありますし、テレビCMなどスケールの大きな仕事に携わることでやりがいを感じられるでしょう。

しかし、そんな広告業界の華やかなイメージには泥臭い努力が隠れています。

憧れで志望する人が多い業界だからこそ、広告業界のビジネスモデルや業種について理解した上で、意欲や熱意をアピールする必要があります。また、面接官に単なる憧れ応募では無い印象を与えるために、具体的な志望動機を作成しましょう。

さらに広告業界について理解を深めたい方は、就活エージェントを利用してみてくださいね!

『業界選びの教科書』シリーズ

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