大学生キャリア

2021.07.12

ガクチカはじめの第一歩【悩める就活生必見!】

ガクチカはじめの第一歩【悩める就活生必見!】
23卒のみなさん、就活の調子はいかがですか?
サマーインターン選考のために、ESや面接などの対策をしている頃でしょうか?

ESや面接、必ず登場するのが「学生時代に力を入れて頑張ったこと」いわゆる「ガクチカ」ですよね!
いざガクチカを書こうと思っても、ネタが思い浮かばない、どのような構成で書けばいいのか分からない、と「やり方」が分からず頭を悩ませる就活生が多いのではないでしょうか。

安心してください。「ガクチカ」のお悩み、解決してみせましょう!

なんでガクチカを聞くの?

そもそも就活において、なぜ「ガクチカ」を聞かれるのでしょうか?
就職して働くのは、未来の話。わざわざ過去の話を聞いて何になるの?と思ったこともあるはず。

ESや面接で「ガクチカ」を聞かれる理由はズバリ、企業側は入社後の姿を知りたいから!

実際に企業側は、過去そのものには興味がありません。過去の行動や価値観を把握できれば、未来の姿を想像しやすくなると考え、過去のエピソードを聞いているのです。

強いエピソードがない?

皆さん、どんなエピソードをもとに「ガクチカ」を作成していますか?

多くの大学生は、サークルやアルバイト、ゼミでの取り組みについて書きますよね。そして、起業や長期インターンシップ、ビジネスコンテストについて書く人と「エピソードの強弱」を比べて、悩んでしまいます。

しかし、就活のガクチカでエピソードの強さについて悩む必要は全くありません。大学生活の中で「自分なりに時間を使い、行動してきたこと」がガクチカだからです。

そして先程も述べましたが、企業はあなたのエピソードを詳しく知りたいのではなく、入社後にどんな活躍をしてくれるのかを想像したいのです。

入社後の姿でも、企業側が特に知りたいことは2つあります。
①対課題:仕事への取り組み方
これまで取り組んだ課題に対する目標設定、過程、困難な事柄への対処法などから「未来のあなた」を想像します。

②対人:人との関わり方
チームでの役割や行った施策、モチベーションから「未来のあなた」を想像します。

入社後、どのようにして企業で活躍するかの再現性人柄(強み)が表されたガクチカであれば、エピソードの強弱は関係ありません。

コンピテンシーって一体なに?

コンピテンシーとは、採用担当者である人事が評価の基準にしているもの。参考元は、富士通ラーニングメディアの「コンピテンシーの意味とは?」から抜粋しています。

簡潔に言うと、成果に至るまでの行動特性を指します。ガクチカでは、成果の大きさではなく、成果に至るまでのアクションを見ているのです。

コンピテンシーは、レベルが5段階に分かれており、以下の通りとなっています。
レベル1:受動行動…言われたことをやるだけ
レベル2:通常行動…やるべきことを適切なタイミングで行う
レベル3:能動行動…自分の明確な意図をもとに判断して行動する
レベル4:創造行動…独自の工夫によって状況を改善しようとする
レベル5:パラダイム転換行動…全く新しい、周囲に好影響を及ぼすように行動する

企業は、学生時代の肩書きではなく、成果に対する取り組みを評価しているので、コンピテンシーレベルの基準を参考にし、今の自分がどこまでできているのかを測るべきです。

「何かすごいことを経験しておかなくちゃ…」と迷信を耳にしますが、違います。
あなたが学生時代に一生懸命取り組んだことを分析し、具体化しましょう!

「ガクチカがない」と言わないための対処法については、こちらの記事をご覧ください。

書き方が分からない?

では、ガクチカをどのように書き進めたらいいのでしょうか?

簡潔に言うと「エピソードを振り返る→分析する→言語化→伝えたいことを決める→不必要な部分を削る」が大まかな流れになります。

ガクチカを分析・言語化するために必要な要素は、以下の7項目!
①概要(結論):何に取り組んだのか
②動機:なぜ取り組んだのか
③目標:どんな目標を設定したのか
④課題:どんな問題点があったのか
⑤施策:どのように取り組んだのか
⑥結果(得たもの):取り組んだ結果はどうだったのか、何を学んだのか
⑦生かし方:学んだことを今後どう生かしていくのか

これら①〜⑦を指定された文字数に合わせて、ガクチカを作成します。100字、200字、400字、800字で事前に作成しておくと良いでしょう。400字以上で作成する際は④課題と⑤施策を複数個書く必要があります!

書き出してみると案外まとまらない…そんな方にはこちらの記事も参考にしてみてください!「初めてのエントリーシート」

最も意識するべきこと

ガクチカを作成する上で最も意識するべき点は、伝えたい人物像を明確にすることです。あなたらしさが出るエピソードを用いることで、入社後の姿を相手に想像してもらいやすくします。

最終、伝えたい人物像や自分らしさが実際に伝っているかどうか、友達や先輩に読んでもらって確認してもらいましょう!

これで「就活やり方」におけるガクチカの本質は理解できましたよね。

あなたは、どんな未来の姿を想像してほしいですか?

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