2021.05.20
【社会人インタビュー】長期インターンってなんのため!?
ライターの中村です!
大人気、インターンのOBにインタビューシリーズです!
今回は、奈良県で起業をした木村さんにお話を伺いました!
インターンって就職活動のためにやるんじゃないの?と思う方もいるかもしれません。
そんなこともない…!
起業に興味ある人や、将来のこと全然決められてない方!いや全員!
いろんな価値観に触れてみましょう!
目 次
地方創生ビジネス
―現在の活動について教えてください!
ビジネスを通じて地方創生に取り組んでいます。具体的には、 奈良県五條市で小学生から高校生向けの学習塾を開校しました。ただ国語や算数を教えるのではなく、自立型の学習を徹底しています。
―地方創生と学習塾は関係ないように感じるんですが…どういった関係があるのですか?
地方創生において大事なことは、その地域を担う人材を作っていくことです。もちろん、地方に関わっている大人を教育する考え方もありますが、長い目で見た時に10、20年後に花が咲くような児童教育事業にするべきだと考えました。地域を担うためには、愛郷心が必要です。愛郷心がある、つまり自分の地元を好きになってもらうために地元の魅力を再発見しなければなりません。
そこで、国語や算数を教える学習塾で「ふるさと学習プログラム」を行うことにしました。
しかし、ふるさと学習にわざわざお金を払ってくれる親御さんはおらず、ビジネスが成立しませんでした。そのため、あくまで国語や算数などを教えることに加えて、愛郷心を育む教育を提供しています。子供たちは地元について自ら調べないので、意外と自分の地元を知らないことが多いです。地元を改めて知ることで、進学や就職で離れても「地元のためになにかしたい」と思ってくれるように活動しています。
株式会社GOJOチャレンジ設立のレセプション
まちおこしイベントの様子1
まちおこしイベントの様子2
何をするかではなく、誰とするか
―長期インターンの活動はうまくいきましたか?
飛び込み営業をしたことがなかったので、怖かったし苦戦しました。実績を出せない時に他のインターン生が実績を出したら、素直に祝福しながらも「なんであの人は実績を出せて自分は出せないのか」と競争心を抱くことが多くありましたね。しかし、競争心が原動力になり、切磋琢磨できたと感じています。1人じゃなかったからこそ、よりいっそう成長できました。
―長期インターンに参加して得たものは何ですか?
意識の高い学生と出会えたことです。自然と視線が上がり、刺激し合うことができましたし「普通に就職し、安定した生活を送ろう」と曖昧なビジョンではなく「成長に繋がるような仕事がしたい」と考えが変化しました。その結果、今の活動を行っています。
「ドン・キホーテ」の著者であるセルバンテスの名言に
「君の友人を教えなさい。そうすれば、君がどういう人間か言ってみせよう。」
と私が大事にしている言葉があります。
関わっている人の視座平均が自分の視座となり、意識の高い人と関わることで自然と自分の視座が上がることを表します。長期インターンでは社員の方や先輩、仲間と深く関わることができました。技術やスキルではなく、人と人との繋がりを作れる環境に身を置けたことに感謝しています。
「何をやるかではなく誰とするか」がとても大切ですね。
成長できる場づくり
―今後の展望を教えてください!
(前述の)五條市の学習塾などの活動により「地方創生が進むビジネス」が徐々に生まれてきています。大学生インターンシップも実施しており、中には、大学を休学して地方に移住し経営に携わっている人もいます。地方には社会課題が数多くあるので、どう解決していくかをビジネスを通して考えることができるんです。
社会課題の解決に向けたビジネスに取り組むこと自体が、若者の成長機会になると考え、今その場づくりをしている途中です!
長期インターンシップ生へメッセージ
―最後に、長期インターンに参加している学生にメッセージをお願いします!
お互いに高め合う関係であってほしいです。
人間って上を見続けるのがしんどいじゃないですか、首が痛くなるから。自然と目線が落ちてしまうと思います。そのとき「目線が落ちてるよ」と言ってくれる仲間がいることが大きな財産です。
「目線、高く持てよ」と刺激しあえる関係でいてください!
木村さんはG&Cコンサルティング株式会社の代表取締役社長を務めてらっしゃいます。
活動に興味のある方はぜひ下記のホームページを覗いてみてください。
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