2022.12.15
【24卒必見】企業選びで社風を見極めておくべき理由
12月に入り、本格的に就活を行う時期になってきましたね。
皆さんが就活において、企業選びの際に最も重視していることは何ですか?給料や福利厚生、場所、憧れの仕事など色々ありますが、やはり社風を軸に考えている人が多いでしょう。
では、なぜ社風が企業選びにおいて重視するべき要素なのでしょうか。
今回はその理由について徹底解明していきます!
目 次
企業選びの軸=社風
「やりたいこと」より「安定性・安心感」
マイナビが2022年3月に23卒を対象に行った調査では、企業選びのポイントとして「安定している会社」であることが最も重視されており、その割合は年々増加しています。(グラフ1) しかし、ひとえに「安定している会社」といっても、給与面・経営基盤・福利厚生・残業時間など様々な “安定” が考えられますよね。その安定性に関する調査が下のグラフ2です。就活生の思う「安定している会社」は「安心して働ける環境」であることなのです。
グラフ1
グラフ2
社風とのマッチング=安心感
では、就活生が思い描く「安心して働ける環境」の要素とは一体何が挙げられるのでしょうか。それこそが社風なのです。マイナビが2022年8月に23卒を対象に行った調査において、実際に入社を決めた学生が内定先に対して「なぜ安心して働ける環境だと感じたか」とアンケートを行った結果、以下の通りとなりました。
このように、多くの就活生が企業選びの軸において「社風」を重要視しているのです。
企業選びを成功させる為に
社風とは、言い換えると「会社の価値観」です。会社側と自分の価値観がマッチしていなければ、そこで何年も働くのはかなり苦痛でしょう。普段の人間関係でも、相性が良くない相手と一緒にいるのはストレスを感じますよね。それは働く上でも同様で、仕事に対する価値観が自分と異なる会社であれば、福利厚生が魅力的だったり憧れの仕事であったりしても生き生きと働くことはできません。つまり、社風を調べずに就活を進める事は非常にリスクが高いと言えます。
憧れだけで就活すると…?
例えばとある就活生が、ずっと憧れていた業界に絞って就活をしていたとします。彼は各企業の社風などは特に調べたりせず「憧れの業界である」動機だけで就活をし、2つの会社から内定を貰いました。2社の社風は以下の通りでした。
A社:上下関係が全くなく、新入社員からの意見も積極的に取り入れられる。上司も部下もある程度対等な立場である風通しの良い企業。
B社:上下関係はハッキリしていて、常に上長からの指示メインで動く。与えられた仕事を確実にこなすことが求められる企業。
この2社の社風を見て、貴方はどう感じますか?ここでポイントなのは「どちらの社風が正しい」ではなく「自分の仕事に対する価値観とマッチしているかどうか」です。もし、誰にでも積極的に意見を言うタイプの就活生がB社に入社してしまったら…。憧れの仕事であるはずなのに、働きづらさ感じてしまい早期離職に繋がってしまう可能性もあります。このような事態を避ける為にも、社風をしっかり調べておくことは非常に重要なのです。
社風の見極め方
では、社風はどのようにして調べれば良いのでしょうか?今から2つご紹介いたします。
①企業のオウンドメディアをチェック
多くの企業では、採用広報の一環としてオウンドメディアを運用し、社員インタビューやサービスに関する記事などを掲載しています。中には、オウンドメディアは運用していなくてもwantedlyなど、記事を載せられる求人媒体を活用している企業もあります。これらの記事の中には、必ずと言っていいほど社長・役員・社員の記事が掲載されています。記事を読むことで、社長の考え方や会社の価値観や雰囲気つまり社風を知ることができます。「自分がこの会社で働くとすると…」と想像しながら読んでみるのも良いでしょう!
②OB訪問
OB訪問とは、実際にその会社で働いている人と面談を行い、仕事の内容や働き方を教えてもらえることです。最近は、実際に会うのではなくオンライン上で行うのが主流です。社員の気質や社内の雰囲気をリアルに教えてもらえるため、社風を見極める1つの手段としておすすめです。学生ではなく社会人と面談をするので、利用する際はいつも以上に時間をきちんと守り、マナーに気を付けましょう。
まとめ
いかがでしたか?今まで、企業選びの軸になんとなく社風を考えていた人もいるかもしれません。しかし、社風とのマッチングは実際に重要なポイントなのです。自分はどんな働き方をしたいのか・どんな人と働きたいのか。今一度考えてみてくださいね。
こちらの記事も読まれています。