大学生キャリア

2021.02.09

専業主婦になりたい女子大生が長期インターンに参加する理由

専業主婦になりたい女子大生が長期インターンに参加する理由
今回は、ある女子インターン生にインタビューしました!

みなさん、長期インターンに参加する人って、将来バリバリ働きたい人のイメージがありませんか?

それが女子大生となれば、きっとキャリアウーマンを目指しているに違いない…と、思いますよね。

しかし!今回インタビューした女子大生の将来の夢は、「専業主婦」と意外なものでした。

「専業主婦」と「長期インターン」
かなり対称的な存在に感じますが…

その女子大生がどのようなきっかけで長期インターンを始め、何のために活動しているのか、その真相に迫ります!

 

永岡千里 / 関西学院大学3年生

 

「結婚」や「子育て」は当たり前にできると思っていた

-早速ですが、長期インターンに参加した理由を教えてください。

永岡:「結婚して子育てをする」という自分の1番の夢を叶えるためです。正確には「夢を失わないため」なんですけど…

-結婚や子育ては女性の多くが抱く夢ですよね。それと長期インターンがどのように結びついたのでしょうか?

永岡:私はもともと、結婚や子育てはハードルが低いことだと思っていました。女性であれば当たり前にできると思っていたんです。なので、大学卒業後には結婚相手が見つかったらすぐに専業主婦になるつもりでした。

しかし、今の日本は未婚率が上昇していて、それと同時に出生率も低くなっていますよね。そのことは以前から知っていたのですが、近頃テレビ番組などで耳にする回数が増えて、改めてその事実に向き合ったとき、もしかして自分の夢を実現するのは難しいんじゃないか? と思い始めたんです。

女子大生の就活

今の社会は、昔に比べて【結婚→妊娠・出産→育児】をしにくい状況にあるのは確かだと思います。

また、出産や育児にかかるお金はある程度決まっているけど、我が子に不自由なくやりたいことをやらせてあげたいと思ったら、もっと経済的余裕がいる。さらに、もしも離婚して自分1人で子どもを育てる状況になったら…と考えたときに、自分で稼いで生きていく力が必要だと思ったんです。夫の収入に頼っていては危ないと気付きました。

そこで、今のうちから仕事の経験を積んでおけば、将来の自分の役に立つと考え、長期インターンを始めました。

 

 

長期インターンは人生の「リスク回避」

-永岡さんにとって長期インターンを始めることは、将来のためにできる先回りの行動だったんですね! は言え、実際に行動に移せるところがすごいと思うのですが、何か強い意志があるのですか?

永岡:私は、将来こうしたい! こうなりたい! といった願望が強く、同時にリスクに対する意識もかなり強くあります。願望を絶対に実現させるために、起こりうるリスクは徹底的に取り除きたいと思っています。

長期インターンを始めたのも、「結婚したものの子育てに充てる資金がない!」とか「離婚して自分1人では生計を維持できなくなった…」といった将来のリスクを今のうちから減らすことが目的でした。営業力や社会人としての力を身につければ、それを武器に自分で稼ぐことができ、リスク回避になると考えたんです。

-これまでも、「リスクを回避する」という考え方で生きてきたのでしょうか?

永岡:もともとはその意識はありませんでした。と言うのも、中学生の頃まではやる事なす事大抵うまくいっていて、そもそも自分に起こり得るリスクについて考える頭がなかったんです。正直、運が味方していた部分が強いのですが(笑)

-何かリスクを考えるようになったきっかけがあったということですか?

永岡:はい。私は中学受験したのですが、受験に合格して進学した学校がとても楽しかったんです。

もし違う学校に進んでいたら今の楽しい学校生活はなかったかも、と考えたとき、合格してよかったと心から思うと同時に、あのとき勉強せずに入試を迎えて不合格だったら…と考えて恐ろしくもなりました。これが初めてリスクを考えた瞬間です。

これまでの人生で1度も失敗したことがないからこそ、この先も絶対に失敗したくないと思いました。

自分の望んだ結果を確実にもたらすには、運任せではいけない。「失敗」という状況を作らないためにも、自分にできる最大限の努力と対策しておく必要があると感じました。

 

 

学生のうちから社会を知るということ

-実際に長期インターンを始めて、将来のためになっている実感はありますか?

永岡:あります! 正直、営業活動は難しいと感じることが多いのですが…

-どのような点が難しいと感じますか?

永岡:お客様の立場に立って考えなければならない点です。自分ではできているつもりでも、無意識に主観で判断してしまっていることがあり、苦戦することが多々あります。

ただ、この「相手の立場に立って考える」ことが日常生活にも役立っているんです。例えば、友達と話しているとき、この人は今何を考えているんだろう? と推測し、その都度相手が望む対応を考えて実行すると、喜んでくれることがあります。

これが将来の子育てとなったら、子どもが悩んでいるときに寄り添った対応ができるんじゃないかなと思っています。

「仕事のための営業力」というより、「私生活に転用するための営業力」の意識のほうが強いです。

-その意識で仕事でも結果を出せているのがすごいです!

永岡:社会人と同様に働く経験をしたことで、「プライベートを充実させるために働く」という考え方ができるようになりました。仕事とプライベートは別物だと思っていましたが、営業での考え方が私生活にも活かされたことで、案外根本的な部分は同じだと気付きました。

 

『長期インターン』を人生の手段に

-ここまでいろいろなお話を聞いてきましたが、改めて、永岡さんが『長期インターン』に参加している理由を教えてください。

永岡:「主婦になって子育てをする」という自分の夢を叶えるため。そして、『長期インターン』は将来起こり得るリスクを排除するための手段です。

自分の力で子供を育てないといけない状況になったときに絶対に困りたくない、という強い想いのもと、営業を通じて自分で稼ぐためのスキルを磨いています。

-そんな永岡さんが感じる『長期インターン』のメリットはなんですか?

永岡:社会人として扱われる環境で働く経験ができることです。これは、サークルやアルバイトでは絶対にできないことです。

また、実績に応じて報酬ももらえるので、純粋にモチベーションになります。インターン生として、社内外での自身の影響力を考えると、責任感からもっと頑張ろうと思えます!

「どんな仕事がしたいか」は決まっていなくても、「どんな人生を歩みたいか」「どんな人になりたいか」に対する強い想いがあれば、『長期インターン』は必ずそれを実現する手段になります。

私も『長期インターン』での経験を通して、夢のために何が必要か、何をすべきかが明確になりました。自分で稼ぐ力のある主婦になって、営業での考え方を子育てに転用して、必ず幸せな家庭を築きます!

 

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