大学生キャリア

2021.07.14

短期インターンシップは、行くべきなのか?

短期インターンシップは、行くべきなのか?
皆さんこんにちは!ライターの廣瀬です。


突然ですが23卒の皆さん、就活は始めていますか?


現在は、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、就活を早くから始めている方も多いでしょう。


実際に7月現在では、僕の周りでも自己分析を行ったり、サマーインターンにとりあえず応募したりと、早いうちから行動している人が多いです。


しかし、本当に「就活を始める=短期インターンシップに応募すること」なのか?


そこで今回は、実際、短期インターンシップに応募し、得たものを踏まえて、内定をもらった方と、短期インターンシップに応募せず内定をもらった人の話をお伺いし、行くべき人に違いや共通点はあるのかインタビューしてきました!

 

短期インターンシップから得た体験を基に内定を掴んだ

 


長岡拓馬/大阪大学4年生 大手コンサルティング会社内定

 

廣瀬:長岡さんがサマーインターンに応募した経緯はなんですか?

 

長岡:大学3年生の5月になって、周りがやってるから自分もとりあえず行こうと思ったからです。

 

廣瀬:どういった基準で、サマーインターンの企業を選びましたか?

 

長岡:僕は元々、法人営業をしたいと考えていたので、職種を絞るよりかは選考直結型のインターンで受験企業数を増やす意識で選びましたね。

 

 

 

 

廣瀬:実際に何社申し込んで、内定を頂きましたか?

 

長岡:僕は3社申し込んだんですけど、実際に内定を頂いたのは、その3社ではないんですよ(笑)実はサマーインターンに行って、何か違和感を感じたんです。

 

廣瀬:そうなんですか!採用直結型の短期インターンシップに応募された企業から内定を頂いたのだと思っていました。では、どこに違和感を感じたのですか?

 

長岡:僕は将来、外部の人に対して、影響を与えることができる仕事に就きたかったんです。営業は無形・有形に関わらず、商品を通して影響を与えることができるので、法人営業の採用直結型である短期インターンシップに応募しました。

 

しかし、実際に3社に行き、

  • 営業はどの会社に行っても本質が同じである
  • 外部の人に対して影響を与えるためには、営業にこだわる必要はない

この2点に気付くことができました。

 

廣瀬:「外部に対して影響を与えたい」とてもいい夢ですね!

 

では、最後に短期インターンシップは行くべきだと思いますか?

 

長岡:短期インターンシップについては、人によって行くべき人、行く必要のない人に分かれると思います。

 

その中で、自己理解がない人や、将来どういう環境で活躍したいのか、自分の中でまだ見えていない人は行くべきではないと思います。自己理解が分かった上で参加すると、より企業理解が身に沁み、社員さんと深く関われるので普段と違った経験にはなるからです。

 

自己理解がなければ、企業理解が深まったとしても、実際に自分と企業が合っているのかどうか分からないからです。

 

僕の場合は、サマーインターンに申し込む段階で、ある程度、自己理解ができていました。「こういう環境は居心地がいい」「こういう人とは接しやすい」この理解があったので、サマーインターンでは、実際に自分と企業が合っているのかを確認することができました。

 

これから短期インターンシップに参加する人は、何のために行くのか、なぜそこを選んだのかが明確に説明できるか、将来がきちんと見据えられているかが条件であると感じましたね!

 

 

短期インターンシップに参加せず内定を掴んだ

 

 

山口奈摘/関西大学4年生 不動産会社内定

 

廣瀬:山口さんは短期インターンシップに行かずに、内定を頂いたとお伺いいしましたが、実際いつ頃から就活を意識されましたか?

 

山口:大学3年生の6月頃から意識はしていました。当時は、緊急事態宣言があり、友達と直接会うことができなかったので、周りが申し込んでいるのかも分からず1人で焦っていましたね(笑)

 

短期インターンシップには行かなかったですが、漠然と大手に行きたいと思っていたので、WEBの合同説明会には参加していました。あとは、秋冬のインターンの方が直結型が多いイメージだったので、秋冬に行こうかなと考えていました。

 

 

廣瀬:なるほど!秋冬インターンといえば、10月~11月のイメージがありますが、夏休みが終わってからは何をしていましたか?

 

山口:有名な自己分析の本を買って、少しずつ取り組んでいました。ただ、この時期から自分は大手向きではないことに気付いたんです。

 

廣瀬:そうなんですか?これは自己分析をして気付いたものでしょうか?

 

山口:それもありますが、将来どんな風に働きたいのかを考えたときに、私はルーティンが嫌いで、自分で決めたことをやりたいタイプだと分かったんです。

 

私はアパレルや化粧品が好きなのですが、自分が消費者として使うのはいいけど、商品を売るは想像できなかったんです。

 

実際に、大手に就職された方から大手のイメージも聞いていたため、縛られ過ぎないベンチャーを受けようと決めました。

 

なので、秋冬のインターンは周りがやっていないこともあり、行きませんでした(笑)その代わり、3月からは頑張ろうと思っていました。

 

廣瀬:分かります!自分の好きなことを仕事にするのって、夢だけど中々難しいですよね。

年が明けてからは何をしていましたか?

 

山口:自己分析だけでなく、客観的に見てもらうべきだと思い、アドバイザーの方に相談しました。今まで行きたい企業の理由が曖昧だったんですよね。なので、自分に合った企業を紹介してもらいました。

 

そこで、初めて面接を受けて感じたのは、就活独自の質問に答えることができなかったことです。今まで就活の場数を踏んでこなかったので、秋冬のインターンで場数を踏んでおけば、と少し後悔しました。

 

廣瀬:ありがとうございます。では、最後に短期インターンシップは行くべきだと思いますか?

 

山口:面接の場数を踏むためや、行きたい企業が決まっている人は行ってもいいと思います。ただし、きちんと自己理解が終わって、行く意義が見い出せている人に限ります。行かない人は、人と比べるのはやめておいた方がいいです。人は人、自分は自分です!インターンに行っているからといって偉いわけでもないので。

今の時期は過去を振り返るよりも、次に目を向けてください!

 

廣瀬:貴重なお話、ありがとうございました!!

 

「正解を選び続けてきた長岡さん」に関する記事はこちら

「逆ギレ属性のあるギャル山口さん」に関する記事はこちら

 

短期インターンシップは行くべきなのか

短期インターンシップに行くべき人は、自己理解ができており、なぜそこを選んだのかが明確に説明できる人だと取材を通して分かりました。

 

皆さんも、短期インターンシップを申し込まれる際は、上記のことを意識して申し込むようにしてください!

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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