大学生キャリア

2021.03.23

就活生が転職の難しさを先取りしてみた~職務経歴書ってなに?~

就活生が転職の難しさを先取りしてみた~職務経歴書ってなに?~
みなさんは「職務経歴書」というものを知っていますか?

就活生の僕は、恥ずかしながら知りませんでした。

転職する際に、履歴書と共に企業に提出するものなのですが、これを書こうとした時に、転職の難しさを実感できるとのこと。

よく転職は難しいと耳にします。それを実感できるというならば、見よう見まねで書いてみるしかありません!

中途採用

転職する際には、社会に出てからの年数で2種類に区別されます。

・卒業してから3年以上→中途採用

・卒業してから3年以内→第二新卒

就職後3年以内の離職率は約3割とされているので、多くの方は転職を考える場合には中途採用になるでしょう。

※引用:厚生労働省

新規学卒就職者の離職状況(平成28年3月卒業者の状況)』より

 

今回は、自分が中途採用のための転職活動をしていると仮定して話を進めていきたいと思います。中途採用が新卒採用と大きく違うのは、採用基準です。就職後経験してきたことや、身につけたスキルを重視した採用となり、即戦力になるか否かが採用基準になります。

ここで登場するのが「職務経歴書」です。

 

職務経歴書を書いてみた

なんじゃそりゃ? となる前に書いてみるのが早いですね。「職務経歴書 書き方」で調べてみると、職種によって細分化されたフォーマットがたくさん出てきました。それだけ細分化されていることは、よくよく考えると当たり前なのですが、その数には驚きました。みなさんも調べてみてください!

そして、今回は「個人営業」を選んで書いてみました。

 

 

5年目の営業マンになりきってみました!なりきると言っても、フォーマットに沿って書いただけなのですが、この「事実」の羅列には圧倒されました。これ、もしなにも書ける実績がなかったら… と考えるとゾッとします。

新卒で入った会社で実績をあげないまま転職するのは難しいと聞いたことがありますし、そんなの当たり前でしょと思っていましたが、この「職務経歴」の欄を作っていく上でその難しさを思い知らされました。

だって、書くことないんだもん。

 

 

続いて、スキルや資格を書く欄があります。大学生のうちから馴染みのあるWordたちはできるに越したことはないと実感できました。(Excel苦手だなぁ…)

この営業マンは最低限の設定なのでスキルや資格は少ない方ですが、資格に関して運転免許しか書けないという方も多いのではないでしょうか。(僕もそうです…)

大学生のうちから資格をたくさん持っておく必要はないかもしれませんが、社会人になって取るべき資格はしっかり取っておかないといけませんね。(身の引き締まる想い…)

 

 

 

続いては、新卒のESでも馴染みのある「自己PR」の欄です。これに関してはさほど違いは感じられませんでした。強いて言うなら、ESで書くときよりも実務ベースで書くという点でしょうか。そこに付随して、数字(=事実)で表していく意識ができました。ESを書く時も意識するといいかもしれません。

 

まとめ

正直、新卒で入った会社が合わなければ転職すればいいか! と思っていましたが、考え方が変わりました。「職務経歴書」を作ってみて分かったことは、転職する際に問われるのは、あなたは何ができるの? だけということです。

とりあえずで入った会社を辞めて転職するとなった時に、何を得ていて何を伝えられるでしょうか。軽い気持ちで転職前提の就活をしていた自分が恐ろしいです。気づけて良かったです。

そして、もう1つの収穫は、違う職種に転職する難しさを想像できたことです。これまでやってきたことが直接的に関係しない=即戦力にならない、と捉えられると採用はしてもらえません。逆に、これから社会で経験していくことを、転用する意識で身につけていけば、違う職種に転職したくなっても即戦力で働くことができるのではないかと気づきました。

「職務経歴書」を作ってみたことよりも、就活中の今、5年後10年後の将来を想像してみることが大切なんだと思います。最後、僕の感想になってしまいましたが、同じ就活生の方の参考になれれば幸いです。

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