2021.08.02
成功した大学生の就活のやり方第二弾~長期インターンシップを通して得られたもの~
夏休み期間に入るこの時期、サマーインターンを目前に就職活動のやり方で頭を悩ませる学生は多いのではないでしょうか。
本記事は、前回記事「成功した大学生の就活のやり方」の続編となっております。
双方に登場する学生の体験談を比較して、みなさんが自身の就職活動をより充実したものにしていけることを願っています!
今回の記事で登場する2人の学生は、就職活動中に長期インターンシップへの参加を決意しました。その心中を探っていくとともに、具体的な就活の成功イメージを掴んでいきましょう!
目 次
営業経験を通して得られた自信
下辻佑太/立命館大学4年生
就職活動は3年生の6月に始めました。就職支援をしている学生団体で、自己分析やESの書き方といったワークショップに参加したことがきっかけです。
当時は、サマーインターンに向けて一括ESをとにかく出しまくり、だいたい20社ほどエントリーしました。(通過したのはたったの2社でしたが、笑)
臆病な性格もあってか、周りの友達が就活しているのを見て「サマーインターンシップに応募しないといけない」と1人で焦っていました。
そして、ベンチャー企業を中心に見ていた僕は、仕事において「成長」を追い求めなければいけないのだと軽く洗脳されていました(笑)
振り返ってみるとサマーインターンシップでは、新規事業立案やグループディスカッションなどを経験したのですが、何となく時間が過ぎただけで、辛い思いしか残っていませんでした。
それもそのはずで「周りに流されてとりあえず受ける」行為しかしていなかったんです。
それでも懲りなかった僕は、東京で7日間宿泊込みの就職イベントに参加しました。
これが大当たりで!運が良かったのか、内定を頂きたいと思える会社に出会うことができたんです!
その会社は、法人営業のコンサルティングを行っているのですが「営業をかっこいいものにする」と大々的に謳っていました。
元々、営業に対してネガティブなイメージを持っていた僕は、その”営業”を変えていこうとする理念にとても興味を惹かれました。
それから社会人になるまでには営業力を磨いておきたいと思い、3年生の11月、実践型で営業が学べる長期インターンシップに参加したんです。
そこでの経験は、僕が内定を頂くのにとても役立って、就職するまでに得ておきたいスキルを身に付けられる場所だったと今では確信しています。
特に、営業の実務経験が内定を頂くのに大きく活かされたと感じています!
営業職はどの会社にもあると思いますが、実務経験を通して得た自身の営業経験を話せることが1つの武器にもなりました!
また、社会人において、お客様との対話や現場社員との連携の中で必要な「ビジネスにおけるコミュニケーションスキル」は、自分が思っていた以上に身についていましたね。
臆病でメンタルが強くなかった僕でも、役員との面接で堂々と自分の意見を伝えることができるようになっていました!
結果として、第一志望の営業会社に内定を頂き、そこですぐにでも活躍できるように、現在も営業力を磨き続けています!
自分のコミュニケーションスキルを磨く
松本憲/大阪大学4年生
僕も就職活動の始め方は下辻さんと全く一緒ですね(笑)自己分析は無心でESを出し続けてはサマーインターンシップに参加し続ける夏休みを送っていました。
当時はとりあえず内定が欲しいと思っていたので、早期選考にのれるサマーインターンシップが魅力的に感じていました。
正直大学名のおかげもあってか、複数の企業で3daysのインターンシップに参加することは出来ましたが、結果は散々でした(笑)
コミュニケーションスキルには自信があったのですが、グループディスカッションや事業立案では何も発言できなくて、終いには人事の方に「そんなにクールぶらなくていいのに」と言われたこともありました。
この時初めてビジネスコミュニケーションが苦手なのだと気付きました(笑)
夏休みを終えて振り返ってみると、何も得られていない自分に嫌気がさしていました。改善するために人事の方にフィードバックをもらいながら修正する日々を送っていましたが、別のインターンシップでは全く意味をなさないことがほとんどでした。
3daysのような短期インターンシップは、企業の事をよく知れても自分のスキルアップには繋げることができませんでした。
「実際に社会で働いたことのない大学生が、そもそも自分にあった環境を本気で選ぶことができるのか」と頭を悩ました末に、社員と同様に扱われる環境が用意されている長期インターンシップに参加することを決意しました。
そこでは、自分が苦手としていたビジネスコミュニケーションを何度も改善できる機会がたくさんあったんです。
また、インターンシップ先では新規のお客様に対応をしているのですが、自分の見られ方や得意なコミュニケーションは何か、毎回気付きを得られます。
営業チームのマネージャーを任されるようになってからは、より相手に伝わる話し方や論理的に話すことを意識できるようになりましたね。
僕の第一志望先はベンチャー企業だったのですが、最後は対面の社長面接でした。
顧客の情報を先に得て準備する、自分が持っている武器と相手が求めていることをどうすり合わせていくか、営業で学んだ考え方を意識して伝えた結果、その場で内定を頂くことができました。
長期インターンシップを通して、ビジネスコミュニケーションを磨いてきた自信もあってか、最大限のパフォーマンスを発揮できたと自分でも実感しています。
まとめ
お2人とも貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました!
皆さんいかがでしたでしょうか?
前回の記事とは少し違った視点で、就活の成功イメージを掴めたのではないでしょうか。
また今回の2人の共通点は、学生が持っていないビジネスコミュニケーションスキルを、実践を通して磨いていったことです。
面接やグループディスカッションの対策は単なる小手先のテクニックであって、やはり実際の実務経験を通して磨かれたコミュニケーションスキルには敵わないということです。
他の学生と真に差別化するためには、やはり実務経験を積むことがこれからますます重要になってきます。
就職活動の1つとして、長期インターンシップも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
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