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2022.02.24

【業界選びの教科書Part3】不動産業界って何するところ?

【業界選びの教科書Part3】不動産業界って何するところ?
皆さんこんにちは!ゼロメディア編集部です!

いよいよ本格的な就職活動が始まろうとしていますね。就活生の皆さん、業界研究はもう終わりましたか?

『業界選びの教科書』第3弾は【不動産編】です。
不動産業界を考えている就活生は必見ですよ。

不動産業界は、土地や建物といった不動産に関わる業務全般を扱い、幅広い業務がなされています。

事業内容は主に下記の4つに分かれます。それぞれ専門化している企業もあれば、複数の事業を担う企業もあります。では、さっそく不動産業界について詳しく見ていきましょう!

不動産の業態

①建てる(開発・建設)

例)三井不動産・東急不動産・野村不動産・住友林業・積水ハウス・大和ハウス…

開発(ディベロッパー)の仕事は、商業施設やマンションなど建設可能な土地に関する調査や分析を行い、立地条件や人口密度などあらゆる要素を考慮して、土地所有者と交渉して土地を仕入れ、開発していく仕事です。交渉が成立したら、設計図作成や建設業務を外部の専門業者に委託し、1つの建物が完成します。開発(デベロッパー)の仕組みとしては、土地の仕入れから建物を完成させるまでの一連の仕事を手掛けています。

建総合不動産会社やデベロッパーが企画した物件を、実際に建設するのが建設会社(ゼネコン)です。地域密着型の工務店やハウスメーカー、リフォーム会社なども該当します。ハウスメーカーは主に『戸建住宅』をメインで扱っており、個人に住宅を売ることを目的としています。

②売る(仲介・販売代理)

例)三井不動産リアルティ・住友不動産販売・東急リバブル・アパマンショップ…

不動産売買の仲介は、広く認知されている代表的な職種でしょう。マンションなどの土地所有者である売主と買主を結びつける、不動産の流通を担う役目です。仲介だけでなく、賃貸や売却希望の不動産を探す仕事なども行います。仕事内容を細分化すると仲介に加え、不動産の買い取り、再販、リフォーム提案、不動産テックなど多岐に渡ります。

不動産販売代理は不動産の持ち主から販売を委託され、広告活動や販売といった営業活動を行います。具体的には、広告を見て問い合わせをしてきた方への物件の案内や、住宅展示のイベントを開催して展示場に来た方への営業活動を行っています。

③管理

例)三井不動産レジデンシャルサービス・東急コミュニティー・レジデンシャルサービス…

ビル、住宅、マンションなどの建物や駐車場など様々な土地の管理を担います。また、管理業務は建物や設備のメンテナンス、入居者対応、空室時の集客、清掃、トラブルの対応などと多岐に渡り、不動産のオーナーだけで全ての管理業務を行うのは非常に大変です。そのため、不動産管理会社がオーナーに代わって、これらの管理業務を手掛けています。

④投資・運用

例)GA technologies・プレサンスコーポレーション…

不動産投資・運用とは、投資家から資金を集めて賃貸物件を購入し、運用で得た利益を投資家へ分配する業務です。購入する物件は、マンション、オフィスビル、商業施設が一般的です。利回りなどを見誤らない、専門知識や経験が必要とされます。

不動産あるある

動くお金が大きい分高レンジな給与帯!?

会社にもよりますが、契約獲得数に応じてインセンティブが付くなど、他業種では見られない給与体系が魅力的です。不動産の成約は簡単ではありませんが、個人の成果が正当に評価され、ダイレクトに給与に結びつく傾向にあります。また、入社歴などに関係なくチャレンジできる風潮があり、若年層にもチャンスがあります。

休日などもバリエーションに富んでいる

一般的に顧客層が週末不動産を訪れる割合が高いため、業界的にも土日祝など休日が営業日となっています。業界的な休業日は平日で、週の真ん中である(火/水曜日)が休みとなる傾向にあります。他の業界とは異なった勤務体系のため、必然的にプライベートでも同業者との繋がりが多くなります。

体育会系出身者が多い!?

業界に関わらず、営業職のイメージとして多いでしょう。特に営業職は開拓型、事前予約型のアポイント、反響営業など対人業務が多く、バイタリティと行動しながらコミュニケーションを取る習慣が身についている体育会出身者が採用されやすい傾向にあります。学生時代に培ってきた経験を存分に発揮できる環境と言えます。

不動産業界に向いている人

チームで大きな仕事を成し遂げたい人

不動産業界ではお客様や大家、管理会社など幅広い人達とのコミュニケーションが重要となります。また、同僚や上司など社内でのコミュニケーションも重要です。不動産業界は個人よりチームプレイの仕事が多いので、チームで大きな仕事を成し遂げたい人は不動産業界に向いていると言えます。

トレンドに敏感な人

オーナーとのやりとりの他、オフィスビルや商業施設など様々な業務に就く可能性があるため、不動産業界で働くためには常に新しい情報をキャッチする必要があります。仮に商業施設であれば、周辺の店の情報、会社や学校があるか、人の流れはどうなっているのかなどの情報が必要となります。

新しい情報をキャッチできると多角的な視野から提案ができるため、お客様が抱える課題解決を的確に行うことができます。

フットワークが軽い人

十分な情報量を集めるには、メディアの情報だけでは不十分です。

不動産の周辺や最寄り駅の環境などを把握するため、実際に足を運び視覚から仕入れる情報もあります。また、不動産まで何度も出向いてメンテナンス状態を確認することも大切であるため、とにかく動き回りたい人にはピッタリです。

不動産業界を受ける人へ

最後に、不動産業界を受けるにあたって大切なことがあります。

「不動産業界は稼げる」と口にする就活生が多いです。しかし、それはあくまで自分次第です。

不動産業界は企業差・地域差が大きく、自身の成果に左右される職種のため曖昧なイメージだけで就職すると ‘‘ギャップ” を感じ、早期離職に繋がりかねません。また、不動産業界には様々な仕事が存在し、業種によって担当する業務内容も異なってくるため、不動産業界の中でも『自分が成し遂げたいことが実現可能な仕事は何なのか』を軸に考えてみてください。

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