2021.09.06
これからの時代に求められる人材とは?そして大学生が今すぐするべき努力とは?
今回は、不安定な現代で、どのような人材が必要とされているのかを見ていきたいと思います!
思い返せば、2020年に突入して間もない頃、新型コロナウィルスの流行を迎え、世界は大きく変わってしまいました。
それでも今日、世界は不自由なく回っています。企業においても対面で仕事ができない中、リモートワークが主流となりました。
そんな中で、何が起こっても不思議ではない、予測困難な時代に必要とされる人材とはどんな人でしょうか?
そして、大学生の私達が今すぐするべき”努力”とは?
目 次
これからの時代に求められる人物像
文部科学省は『社会環境の変化と求められる人材像』を発表しています。
また、その人物像をよりわかりやすく解説している記事『【経理・広報編】今、企業から求められる人材像とは?採用・育成方法も解説』を参考に、詳しく紐解いていきます!
グローバル感覚のある人材
産業のグローバル化に伴い、多様な地域で、様々な人々と共に仕事をしていくための国際性豊かな人材。単に言語語学力や海外に関する知識に留まらず、自国文化や伝統理解に基づく自己認識や、地球環境・社会の調和や共存の視点で物事を考えられるあたたかい配慮も含まれる。
マネジメント力のある人材
開発から商品・サービスまで、一連のバリューチェーンを俯瞰し、プロジェクトを遂行していくマネジメント力を有する人材。管理職の立場では、企業に貢献するために新たなトレンドをうまく取り入れ、変化を恐れず自ら市場を掘り起こすスキルが必要となる。
社会人基礎力の高い人材
経験から習得した知識を現場で有効活用していくためには「課題発見・解決力」「コミュニケーション能力」など、経済産業省が公開した「人生100年時代の社会人基礎力」を向上させていく必要がある。これは職場や地域社会の中で仕事を行う上で必要な基礎的な能力を指し、経済産業省では「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」として12の要素からなる3つの能力として定義している。
社会人基礎力とは?
この章では、これからの時代に必要不可欠とされる「社会人基礎力」について解説します。実際に、企業の新人研修でもよく目にするものですが、この基礎力を土台として専門性を高め、長期的に活躍できる優秀な人材輩出を目的とした教育を行う狙いがあります。
「社会人基礎力」を構成する3つの能力・12の能力要素
社会人基礎力は3つの能力に分類されています。
1つ目は「前に踏み出す力(アクション)」です。
1歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力を指します。具体的な能力要素としては、物事に進んで取り組む主体性、他人に働きかけ巻き込む働きかけ力、目的を設定し、確実に行動する実行力が挙げられます。
指示待ちにならず、1人称で物事を捉え、自ら実行できるようになることが求められています。
2つ目は「考え抜く力(シンキング)」です。
疑問を持ち、考え抜く力を指します。具体的な能力要素としては、現状を分析し課題を明らかにする課題発見力、課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する計画力、新しい価値を生み出す創造力が挙げられます。
論理的に答えを出すこと以上に、自ら課題提起し、解決するためのシナリオを描く、自律的な思考力が求められています。
3つ目は「チームで働く力(チームワーク)」です。
多様な人々と目標に向けて協力する力を指します。
具体的な能力要素としては、自分の意見をわかりやすく伝える発信力、相手の意見を丁寧に聴く傾聴力、意見の違いや相手の立場を理解する柔軟性、自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する状況把握力、社会のルールや人との約束を守る規則性、ストレスの発生源に対応するストレスコントロール力が挙げられます。
グループ内の協調性だけに留まらず、多様な人々との繋がりや協働を生み出す力が求められています。
(引用:『新入社員のための社会人基礎力向上研修』)
大学生の私たちにできる努力は何か?
ここまで現代社会で求められる人物像を解説してきましたが、読んでいる多くのみなさんが「大学でこんなことは教えてもらえない!」「こんなにレベルの高いことは無理!」と感じているのではないでしょうか?
みなさんは、コロナ禍でどのような生活を送っていますか?
大学に十分に通えない中でも学べる場所に身を置けていますか?
数年後に社会で活躍する自分自身の姿をイメージできますか?
自信のない方、このままただ時間が過ぎていくことに恐怖を抱く人は今こそ行動するべき時です。
環境を変えてみる
何をすべきかわからず、足踏みしてしまう人は、今の環境が本当に自分自身の将来にとって価値あるものかを考えてみて下さい。
社会人基礎力を養いたい、大学生のうちから少しでも将来のために学びを得たいと思った時、最も効果的なのは、社会人擬似体験です。
当然ながら、学校生活やアルバイトでは社会人として与えられる仕事や責任はないと言っても過言ではありません。
しかし、長期インターンシップをはじめとする社会人と同じ立場で働ける環境では、学生であっても「社会人基礎力」を養うチャンスがゴロゴロ転がっています。
4年間しかない大学生活をあなたはどのように使いますか?
今踏み出す1歩が、数年後社会で輝くあなたを生み出すはずです。
この記事がみなさんの、社会で求められる人材に近づくためのチャレンジをするきっかけになれば嬉しいです!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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