大学生キャリア

2021.08.16

ガクチカはじめの第一歩【アルバイト編】

ガクチカはじめの第一歩【アルバイト編】
みなさんこんにちは!

前回の記事で、ガクチカでは「伝えたい人物像を明確にすること」が重要だと分かりましたよね。

今回は、多くの大学生が経験するアルバイトをエピソードに用いて、ガクチカを書いてみました!

前回の記事「ガクチカはじめの第一歩【悩める就活生必見!】」はこちらから。

おさらい

 

 

おさらいですが、作成するにあたって必要な要素は、以下の7項目!
①概要(結論):何に取り組んだのか
②動機:なぜ取り組んだのか
③目標:どんな目標を設定したのか
④課題:どんな問題点があったのか
⑤施策:どのように取り組んだのか
⑥結果(得たもの):取り組んだ結果はどうだったのか、何を学んだのか
⑦生かし方:学んだことを今後どう生かしていくのか
これらを文字数に合わせて作成します。今回は300〜400字で考えていきましょう!

飲食店のアルバイト

 

 

まずは、アルバイトをしている学生の約3割を占める『飲食店アルバイト』から見ていきます。

飲食店アルバイトのガクチカでよく見られる「売り上げを〇%伸ばした」などの結果を書くことは、正直求められていません。週に数回しか出勤しない学生アルバイトが、店の売り上げを著しく向上させるのは被現実的であると考えられているためです。また、多くの学生アルバイトは、そもそも店の売り上げを把握していないことの方が多いです。

よって、結果ではなく、自分が学生アルバイトとしてどう行動したのかを分析し、言語化することが大切になってきます。

①②:3年間続けた居酒屋でのアルバイトで、売り上げ貢献のために常連客を増やすことに尽力した。当初、週に1回以上来店する常連客は3組であった。
③:そこで、常連客を5組に増やし、さらに週2回来店してもらうことを目標とした。
④:目標達成のためには課題点が2つあった。1つ目は、お客様との距離感が遠いこと。2つ目は、酒類の知識がなく、提供率が低いことだ。解決策として、店長へ各料理に合うお酒を積極的に質問し、実際にお客様へ提案することを心掛けた。
⑤:すると顧客満足度がアップし、料理や酒類について尋ねられ、談笑をする回数が増えた。さらに、お客様との距離感が近くなり、提供率の増加に繋がった。
⑥:最終的に常連客が6組になり、週に2回来てくださるお客様も増え、目標を達成することができた。
⑦:以上の経験から、関係構築と積極的かつ主体的に行動することの重要性を学んだ。

金額やパーセンテージでの売り上げ貢献は分からなくても、常連客を増やした事実から売り上げ貢献の結果に結びつきます。この人なら、就職後も組織貢献や顧客満足度を上げるために、積極的かつ主体性のある行動をしてくれそうですね!

塾講師のアルバイト

 

 

次は『塾講師のアルバイト』です。

一般的に就活で有利とされていますが、面接官は過去の肩書きには興味がないため、ガクチカを通して伝えたい人物像を明確にしましょう。

①:大学1年生から続けている塾講師のアルバイトだ。
②:保護者や生徒との信頼関係を築くことを第一に考え、働いている。
③:親身になって相談にのること。悩みを聞き出し、情報収集した上で、それぞれに合う指導方針を提案することを意識しているが、
④:直接話ができる生徒に比べて、主に、電話でやり取りする年の離れた保護者から信頼を得ることは、非常に難しかった。
⑤:そこで、各生徒ごとに塾での様子や学力の伸び、進路などについてまとめ、保護者の方に丁寧に説明し続けた。
⑥:結果として、保護者の方から徐々に相談や悩みを打ち明けてもらうようになり「あなたが担当でよかった」と言っていただくことができた。
⑦:このような経験から、1人1人のニーズに合う提案を行うことの難しさや、やりがいを学び、粘り強く関係構築をすることがいかに重要かを学んだ。

結果が数字として表せない場合は、他人からの評価やエピソードで表しましょう。この人なら、関係者との信頼関係を築き、ニーズを汲み取った上で行動してくれそうですよね!

 

アパレルショップのアルバイト

 

 

最後に、大学生なら一度は憧れる『アパレルショップのアルバイト』です。

アパレルショップでは、高度な接客や営業力が身につくとされています。

①アパレルショップでのアルバイトにおいて、個人売上1位を獲得するために力を入れて取り組んだ。
②他のスタッフよりも出勤数が少なかったことから、1日でより多くのお客様に声をかけることを意識した。
③しかし、客数は掴めても客単価が低く、個人売上1位には程遠いものであった。
④そこで、店長に模擬練習をしてもらうよう所望し、2つの課題を発見した。1つ目は、商品提案に説得力がないため、1客平均の買い上げ点数が低いこと、2つ目は、商品の説明に気を取られ、信頼関係が築けず、ニーズが聞き出せていないことだ。
⑤課題点を解決するため、お客様と雑談を交えながらニーズを聞き出し、求めている商品と一緒に使える物を+αで提案した。また、1日に何円売ればいいのかを逆算し、カレンダーに記入することでモチベーションを上げた。
⑥その結果、接客の質が改善され、月間個人売上において1位を獲得することができた。
⑦以上のことから、ニーズを引き出すこと、信頼関係を築くことの大切さを学んだ。

アパレルショップでは、アルバイトでも売上額などの数字に深く関わることが多いです。そのため、数字としての結果を書くことができます。企業側にとっても、どう企業に貢献してくれるかを想像しやすいアルバイトかもしれませんね。この人なら、目標や課題から逆算して貪欲に行動してくれそうですね!

 


いかかでしたか?

伝え方次第で、どんなエピソードでも、自分の価値観や仕事に対する姿勢を相手に伝えることができます。

エピソードの強弱ではなく、人や課題に対してどんな姿勢でアプローチするのかをアピールしましょう!

 

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