2021.07.05
就活後幸せになる方法【転職にも攻めと逃げがあるってほんと?】
前回の記事は読んでいただけましたか?
成功イメージから逆算する「就活のやり方」を解説しましたよね。
今回は前回の続き。最後で述べた「就活後の幸せ」に焦点を当て、一緒に考えていきましょう!
目 次
※前回の記事「まるっと分かる初心者就活 やり方」はこちらです。
就活において、将来のことを考える重要性とは
「いやいや、とりあえず就活成功したら良くない?」
「正直、高校・大学受験でも『将来の幸せ』とか考えて受けたわけじゃないし、就活も…」
高校受験で失敗しても、大学受験で取り返せる。大学受験で失敗しても、就活で取り返せる。そう、次の生活に移るタイミングで努力するだけで良かったんです。
だからこそ、そこまで深く『将来の幸せ』について考えてこなかったはずです。
しかし、社会人は違います。40年以上あるキャリア形成のスタートが、初めの就活で決まるのです。
攻めの転職
「いや、別に最初の就活で失敗しても転職したら良くない?」
世の中には、転職して新たなスキルを学び、高い給料を得るなどのキャリアアップを遂げる人がいます。彼らの共通点は、転職前の実績とスキルを持っていることです。つまり、彼らの転職は今の会社が嫌だから次に行く「逃げの転職」ではなく、前職で学んだことを活かし、さらに新しいことを学ぼうとする「攻めの転職」なのです。
採用する企業側に立った時、飛び抜けた実績もなく、数年で辞めた若者を取りたいと思いますか?自分の企業で活躍してくれそう!と思いますか?最初に入る企業ですべてが決まるとは思いませんが、その転職が攻めなのか、はたまた逃げなのか。大きく意味合いは異なります。
では、以下の会話をご覧ください。
A「ちょ、就活いけてる?」
B「いや、全然無理。なにやりたいとかないし」
A「わかるー、俺とりあえず金持ちなりたいから、平均年収高い会社受けまくるわ。」
会話の観点を「幸せ」と置き、仮にAの幸せが「お金持ち」だった場合、本当に叶えることができるのでしょうか?
幸せを基準に考え、「就活やり方」をもとにAとB 両名の事例を見ていきましょう。
Aさんの就活
将来の夢は「お金持ち」
別にやりたいことがある訳ではない。
そのため、Aが選んだ就活の軸は、とにかくお金。「○○平均年収」「△△生涯賃金」など、目に付いた会社を片っ端から検索し、平均年収が高い会社を上から順番にエントリーすることにしました。
自分に自信のあるタイプではなかったAですが、就活に大成功したOB・OG訪問を積極的に行い、就活知識を豊富に取り入れ、なんとか成長株のIT系企業に就職。「お金」の面では他の同級生と差をつけ、良いスタートを切ることができました。
ところが、2年目以降は成果を求められる営業部に配属され、周りは成果を出してどんどん昇級していく中、Aは固定給こそもらえているものの、お金持ちとは程遠い生活を送っていました。
仕事に対してやりがいを持てないため、頑張ることもできないAさん、今後はどんな人生を歩んでいくのでしょうか…
Bさんの就活
将来の夢は「子供にも恵まれた幸せな家族」
Bも別にやりたいことがある訳ではない。しかし、将来家族を持って自分の幸せを実現するためには、ある程度の収入が必要。そのために「転用できるスキルを身に付けなければ」と実感していました。
そして、裁量権を与えられやすいベンチャー企業に入社。様々な仕事を経験していく中で、マーケティングの才能が開花し、みるみる実績を積み重ね、キャリアアップのために転職を決意しました。
しかし、転職時に重視したのは育児に対して理解があり、制度が整っていること。Bは夢を実現させるため、男性でも育休が取れる会社に転職することにしました。
その後、子供にも恵まれ、無事に定年退職しました。
AさんとBさんの違い
AさんとBさんの違いはなんでしょうか?
もしAさんが本当にお金持ちになりたい場合、どのくらい稼ぎ、いくら使えば自分にとって幸せなのかを考え、行動する必要があります。お金持ちになろうとしても、人間は24時間働けません。働き方もそれぞれです。
つまり、Aさんの致命的なポイントは「お金持ちになるためにどうするのか、どうなるべきなのか」を考えて就活に取り組むことができていなかったこと。
その点、Bさんは「幸せのために何が必要か」を逆算し、就活に臨むことができていました。何がやりたいか明確ではない、自分の強みがわからないからこそ、ベンチャー企業で転用するスキルを身につけることができたのです。スキルを活かすことで、自分の幸せも実現することができました。
それぞれ「就活のやり方」が異なりますよね。
まとめ
「幸せ」の定義は、人それぞれです。
今回の例のように、お金持ちが幸せと思う人もいれば、家族と一緒に過ごすことに幸せを感じる人もいます。はたまた、仕事なんて大嫌い!できることなら遊び続けたい!遊びこそ幸せ!と考える人もいるでしょう。
それぞれ幸せの観点が違う中、本当に特定の「幸せ」を追い求めているか。これが今回の大きなポイントです。
40代や50代になり、人生の折り返し地点を過ぎた時、自分の人生に胸を張って「幸せでした!」と言えるようになりましょう。自分の幸せを追い求めない人生って本当に楽しいのでしょうか?
今一度、自身の将来における「幸せ」を考え直してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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