2021.05.28
【就活生に送る】失敗しない情報収集
突然ですが、企業の本質を考えたことはありますか?ほとんどの方は考えたことはないでしょう。
騙されたと思って読んでみてください!
目 次
企業の本質を理解した上で、就職活動を進めないといけません。
もちろん企業の本質を理解したところで、何が得られるのか。就活生が見て得する、企業の本質とはなんでしょうか。
まず、情報収集をする上で、必要な要素は2つあります。
1つは、情報の信頼性。2つ目は、企業が抱えるリスクを知れることです。
企業が出す情報に毎回、嘘が入っているようでは、投資家も安心してお金を出せません。
お金が入ってこなければ、企業にとっても困ります。信頼性の高い情報を出さなければ、誰も得をしません。なので情報の信頼性は重要です。
また、企業のリスクは、企業説明会やパンフレットには、なかなか無い情報です。説明会や資料では、時間の制約があったり「良く見せたい」思いがあり、本音は見えません。公開されている情報から、企業の課題を知れることは、大きなメリットなんです。
しかし、企業の考えている事を知るために「企業理念」や「経営理念」がよく取り上げられますね。これはあくまで「企業がもつ価値観」や「企業の志・存在意義」など、企業の重要な考えを社内外へと示すために明文化したものになります。
では、こんなに効率よく企業の本質を理解できるものとはなんでしょうか。
本質理解の最高手段
その一つが、会計学で用いられる「有価証券報告書」です。
有価証券報告書は100ページ以上に及ぶ書類なのですが、見るべき点は「事業の状況」だけです。
「事業の状況」には、対処すべき課題や企業が抱えるリスク、研究の内容が書かれています。
あなたがすべきことは、事業の状況に書かれていることと関連して、自分が企業に提供できるものは何か?を考えることです。
企業目線に立てば、採用はたくさんのお金が必要になります。給料はもちろん、福利厚生や研修などの費用が必要です。たくさんお金を使うなら、採用で企業の未来を明るくしたいはずです。そこで就活生としては、企業に素敵な未来を提案することが得策になります。
どのように役に立つのか
架空の広告代理店会社の中期基本戦略を例に考えてみましょう。
「生活者発想を基軸に(中略)情報化社会をリードし、新しい価値をクリエイティブする」
企業にとって採用は、多額のお金を要することです。給料はもちろん、福利厚生や研修などの費用が必要になります。企業の側に立ってみれば、採用して企業の未来を明るくする人を採用したいはずですよね。
なので「自分はこれまで~という経験をしました。自分を雇えば、御社の~という課題解決に貢献できます」と面接などでアピールすれば、企業も採用したくなります。
企業が開示している対処すべき課題、リスクを対処できる自分のスキルを提案するのです。
有価証券報告書を見ることは、その情報収集に繋がります。
いい情報とは?
さて、今回は有価証券報告書を1つの情報収集として紹介しました。
しかしそもそも、いい情報とは何でしょう。
企業説明会の情報?
OB訪問で得た会社で働いた方の話?
SNSやWebサイトにから得られる裏話?
はたまた今回の有価証券報告書?(だったら嬉しいですが笑)
結論、どの情報も有益です。重要になってくるのは、信用できる情報を手に入れて学生時代までの自分の経験を、企業が持つ課題に対して提案できるかです。
この記事をきっかけに、今行きたい会社に自分は何ができるのか、考えてみましょう。
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