2020年7月1日より、株式会社スタイルガーデンはジェイ・エス・ビーグループに参画することになりました。
今回のグループ参画により『第0新卒』事業の拡大が加速していくことが期待されます。
そこで今回は、弊社代表である中川にグループ参画に対する想いを語って頂きました。
株式会社スタイルガーデン 代表取締役
中川 涼太郎
1987年 大阪府高槻市生まれ
2011年 同志社大学 商学部 卒業
2011年 ピアスグループ 入社
2013年 レイスグループに転職
2014年 スタイルガーデンを創業
2015年 スタイルガーデンを株式会社化
2020年 株式会社ジェイ・エス・ビーに株式譲渡 グループ子会社社長
グループ参画への想い
➖今回のグループ参画はなぜ行われたのでしょうか?
1番は『第0新卒』を日本の文化にするという強い想いです。
『第0新卒』事業によって「応援を生み出す人材」を世の中に輩出し、将来の日本を担う人材をアップデートできると確信しています。
しかし、目の前の学生に影響を与えているだけでは実現まで遠く感じていました。
そこで『第0新卒』を広めるにあたって「自力で経営していく」「資金調達」「グループ参画」この3つの選択肢が考えられました。
自力経営では、資金やリスクを考慮した際に大きなアクションが取れない上、時間もかかります。
資金調達では、資金を調達しても拠点拡大やネットワーク拡大に時間がかかります。
これらを踏まえると、学生マンショントップシェアを誇るブランド力と全国78の拠点ネットワーク等、ジェイ・エス・ビーグループとして経営資源を最大限に活用しながら『第0新卒』を広めていくのが最善の手段だと考えました。
➖参画先にジェイ・エス・ビーグループを選んだ理由を教えてください。
多岐にわたる学生支援や、幼児教育から高齢者住宅の運営といった、人のライフステージに添った支援を続けるジェイ・エス・ビーグループの理念に共感しました。
日本の将来を担う若者をアップデートするという目標がある『第0新卒』もまた人に対する支援であり、大学生というライフステージでのお力添えが可能だと考えています。
➖両社似た志を持っているということですが、いつ頃から参画への準備をしていたのでしょうか?
約1年前から進めていました。
理念に共感したと言えど、会社である以上お互いの利益追求は度外視できません。
いかに将来的な価値創出ができるのか、意識をすり合わせるのに時間をかけました。
『第0新卒』は、学生を単なる労働力として扱わないところで一般的な長期インターンと一線を画しており、利益追求のためには一見効率の悪いものとして認識されることもあります。
しかし一方で、単に学生を労働力として扱うことは会社としての限界でもあり、一般的な長期インターンとなれば500人や1000人での運営は不可能となってきます。
『第0新卒』はそこを打破でき、ビジネスとしても長期的に実現可能なものだと考えております。
スタイルガーデンの未来と過去
➖グループ参画からどのような将来を見据えていますか?
今は『第0新卒』を日本の文化にするために邁進しています。
ただ、価値観は変わり続けるものであり、そうあるべきだと考えています。
実際、スタイルガーデン創業当時は関西圏だけでの運営を構想していたのですが
現在は、大阪本社のほかに広島支部があり、全国展開を着々と進めております。
今回のグループ参画によって
今後『第0新卒』の質を上げていくと共に、対象とするライフステージの幅を広げるといった可能性もあると考えています。
➖そもそも『第0新卒』はどのようにして生まれたのでしょうか?
私が生まれた頃の日本は世界競争力1位を誇っていました。(参照:IMD「世界競争力年鑑」)
しかし、ここ30年で衰退の一途をたどっており、2020年現在は34位まで落ち込んでいます。
自分が暮らしている日本が衰退しているというのは釈然としません。
『将来を担う若者をアップデートすることで日本を変える』
この想いが『第0新卒』の始まりであり、目標でもあります。
➖スタイルガーデンの沿革を教えてください。
独立しようとしているタイミングで、同じく独立を考えていた現取締役の西村と出会いました。
若年者にきっかけを与えたいという本質的に考えている部分が一致し、2014年7月にスタイルガーデンを創業する運びとなりました。
創業当時は『第0新卒』という言葉は無く、学生に「人生はおもしろい」「おもしろくするかどうかは自分次第」ということを単純に伝えたい、気づかせたいという想いで動いていました。
2015年に株式会社化した頃から、伊藤が学生として『第0新卒』に参加しており、会社の拡大に伴って初めての新卒採用に至りました。
学生のキャリア育成を行っていくことで結果的に学生が増え、会社としても軌道に乗っていきました。
そして2019年1月からビジョンを『どのような組織でも活躍できる人材を輩出する』から『応援を生み出す人材を輩出する』にアップデートし、さらに『第0新卒』の理念を深めていきました。
現在も『第0新卒』の全国展開に向けて、内々定を出している第0新卒生が数名います。
自分自身が「応援を生み出す人材」であり続ける
➖最後に、学生に向けてメッセージをお願いします。
私が、将来の日本を担うみなさんに伝えたいことは
自分のやりたいことをするには、その環境の中でどのように動くかであって結局は自分次第である
ということです。
普段、就活生と接しているなかで、就職する会社によって自分のしたいことが左右されると思っている人が多い印象です。
実際、新卒当時の私もその多数の1人でした。
新卒で3000人規模の大企業に入社し、定年までその会社で働くつもりでしたが、その2年後、自分のやりたいことができていないのは環境のせいだと思い、転職することになります。
300人規模の会社に転職後、いままで大企業だからやりたいことができないと他責にしていた部分は結果なんら変わっていないことに気がつきました。
自ら動いてチャンスを掴み、それを活かすしかないのです。環境は関係ありません。
その後、起業して創業社長となり、この7月からは子会社の社長でありグループの一社員でもあります。
これまで様々な会社、様々な立場を経験してきたからこそ「やりがいやチャンスは自分の力でつかむものである」と強く言いたいです。
『第0新卒』の先頭として、私自身が応援を生み出す人材であり続け、自己実現している姿を見せていきたいと思っております。