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社外向け情報

2020/04/08

ゲーム仲間に暴言を吐いていた引きこもりが、チーム員からのありがとうで幸福度が上がった話

みなさんこんにちは。
長期インターン『第0新卒』を運営するスタイルガーデンの広報室です。

ずっと学生が続けばいいのに。

働きたくないな。社会人になりたくないな。

嫌なことは避けたいな。

このように思っている学生はあなたの周りにいますか?

もしかしてあなたも思っているかもしれません。

そんな人いないよ!

いやいや

やる気のあるあなたの前では隠しているだけかもしれません。

誰でも嫌なことから逃げたくなることはあるものです。

スタイルガーデンには過去に、義務教育を放棄した男がいます。

佐藤元(さとうはじめ)

現在の彼からは想像もつかないですが
何を隠そう
彼がその男です。

義務教育を放棄した男

佐藤さんは

中学2年生の1年間と高校2年生、3年生の時に

引きこもりを経験しています。

しかし

結果から言うと
佐藤さんは
大学2年生より第0新卒に参加し法人営業などに従事します。

さらに、2019年より弊社スタイルガーデンに新卒入社するのです。

現在では、営業管理とE&I(新人)生の導入研修を担当しており
所属学生にとっては、頼れる優しいお兄さん的存在です。

では、なぜ引きこもりだった彼が現在に至るのか。

『陰キャの最上級』


「中学時代はいじめが原因で1年間引きこもり、高校時代は某テレビゲームにはまって学校に行かなくなりました。

義務教育を放棄したんです。

皆さんがイメージする所謂引きこもりで、ご飯は部屋の前に置いてもらい、家族が寝てからお風呂に入りに行くという生活をしていました。

言ってしまえば『陰キャの最上級』だったんです。

当時は、人とまともに話すこともできず、むしろゲームでイライラして対戦相手にひどい暴言を吐く日々を過ごしていましたね。」

大きな恐怖が彼を突き動かす

嫌なことから逃げるため家に引きこもって中高時代を過ごした佐藤さん。

高校3年生の途中から外に出るようになり、大学に入学するのですが
相変わらず、人とまともに話せない陰キャのままだったと佐藤さんは語ります。

「ある時、『ザ!世界仰天ニュース』で40歳にもなって実家に引きこもっている男性を特集していたんです。それを見て、将来の自分を見ている気持ちになり

大きな恐怖を感じました。

このままではいけない、人と話せるようにならなければいけないと。

そう思い立って、『大阪 営業』で検索してインターンに応募したんです。今思えば、話せる=営業という安直な考えですが、当事の自分で精いっぱいの行動でした。」

何気なく観ていたテレビをきっかけに現状の自分に危機感を持ち、インターン応募という小さくとも大きな行動によってスタイルガーデンと出会ったのです。

嘘をついて休む男

しかし、インターンに参加するだけで成長するはずはありませんでした。

スタイルガーデンの第0新卒に参加し営業をやり始めましたが、それだけで急に話せるようになるわけもなく、営業件数も取れず勤務に出るのも嫌でした。

今だからこそ言えることですが、大学の授業があるからと嘘をついて休んでいました。

月に3日程度しか働いていなかったんです。

そりゃ成長するはずないですよね。

正直言うと辞めたかったのですが、給料もよかったですし、今度は辞めるという変化を面倒に感じてそのままダラダラと続けていました。」

本気で頑張ったら何とかなる

「このような状態の私に社員が『普段は授業で勤務できていないから、春休みで挽回するしかないな』と声をかけてくれたんです。

授業はないんだけどなと思いながらも、社員たちはいつも学生の成長を考えてくれていることを知っていたので一旦従ってみることにし、1ヶ月の半分は勤務を入れて働いてみることにしました。

また、ちょうど同じ時期に卒業式があり、私を担当してくれていたトレーナーが

『本気で頑張ったら何とかなる』

ということを卒業のスピーチとしてみんなに伝えていました。

この言葉が刺さったんです。

今までの自分だったら聞き流しているようなフレーズだと思うんですけど

この時は、自分のことのように感じて、自分に可能性を感じたんです。この1ヶ月頑張ってみようと思えたんです。

この心持ちで勤務を続けているうちに段々とまともに話せるようになり始めました。

さらに、その月末には当時の所属学生の平均程度の営業件数もあげることができるようになっていたんです。」

この3ヶ月後、佐藤さんは素晴らしい快進撃を見せます。

なんと、法人営業に昇格するのです。

「営業件数を平均的に取れるようになってからもモチベーションを保ちながら頑張った結果、翌月には社内ベスト3の営業件数をあげることができたんです。自分でも驚きました。

このことで当時のチーム員が自分のことをエースとして扱ってくれるようになったんです。

当時もチーム戦があり、優勝賞金で焼肉を食べに行こうというチーム目標ができました。

みんなのために頑張りたいという思いでより勤務に力が入りましたね。

その結果、私は社内1位の営業成績を収めて見事チームを優勝に導くことができたんです。

『佐藤のおかげや、ありがとう』

チーム員からかけてもらったこの言葉。

嬉しかったです。


幸福度が上がった

 

あの時の達成感と焼肉のおいしさは今でも鮮明に覚えています。

引きこもりだった自分が他人と一緒にひとつの目標を追いかけて達成した。しかも、自分がチームから必要とされている。

そこで思ったんです、

幸福度が上がった』と。

営業力がつきだしたその頃、法人営業に興味が出てきました。自分と同時期に入社したA君が法人営業で頑張っているのを近くで見ていて、憧れがありましたし自分にもできるという自信があったんです。」

本気で営業に向き合って掴み取った昇格でしたが
物事はそんなにうまく進むようにできていません。

次は、1年もの間件数を1件も取れないという困難が待ち受けていました。

「法人営業をしていた当時、自分の件数のことしか考えていませんでした。目の前のお客さんを無視して自分にメリットがあるような提案しかしていませんでした。

もちろん、そんなことでは件数どころかそもそもアポイントすら取れませんよね。

つまり、提案さえさせてもらえないんです。

日々ロープレ練習などに勤しみましたが、なかなか大きな成果には結びつきませんでした。

こんな状態が続いたある日、社員から物を売ることをやめるようアドバイスをもらったんです。

そのことをきっかけに、まずはお客さんのことを考えてその人に合った提案を心掛けるようになりました。

さらにはそのお客さんだけではなく、その人の見えない背景も想像するようにしたんです。

この人の会社は利益が出るだろうか、この人の上司はどう思うだろうか。この人の家族は喜ぶだろうかというところまで考えたこともあります。

見えない第三者まで想像して、みんなにメリットがある提案をするようになって初めて1件の契約を決めることができました。」

図:広く深い視野 見えない第三者まで想像

お客さん(他者視点)とそのお客さんの背景(第三者視点)を意識するようになって難易度の高い営業でも成果を出せるようになった佐藤さん。

もう以前の引きこもり陰キャは姿を消していました。

佐藤さん:前列中央 アワードにて社長賞を受賞

自分を変えてくれた第0新卒をより多くの人に知ってほしい

大学卒業後、スタイルガーデンに入社することになるのですが

その理由はどこにあるのでしょうか。

「意識を変えて営業をするようになって、お客さんから感謝の言葉をもらえるようになりました。

数年前までは引きこもりでまともに人と話すこともできなかった自分が、人から感謝されるようになったんです。

また、一緒に働く同期や先輩後輩との出会いによって幸福度が上昇したスタイルガーデンでの経験。

『自分を変えてくれた第0新卒をより多くの人に知ってほしい、頑張ればなんとかなるということを伝えたい』

思うようになりました。」

このような熱い思いで入社を決めた佐藤さん。

入社してからも変化があったそうです。

「社員になったということは、第0新卒を受ける側から提供する側、責任を取ってもらう側から取る側になったということなんです。

学生時代より意識をしなければいけないことが増えましたし、視野を広く持って行動しないとなかなかうまくいきません。

1つのことや1人のことだけ考えて仕事をしているとどこかで綻びが生まれるんですよね。

入社して間もないある時、取引先だけを優先して仕事をしていることがありました。その時は、自分が担当している学生の数人が辞めていくという最悪の結果を招いてしまったんです。

自分が素晴らしいと思う環境を他の人にも提供するために入社したのに、逆に奪ってしまったんです。

その学生たちはやる気もありましたし優秀な人ばかりだったので、余計に責任を感じました。

正直今でもまだまだだと思っていますが、この失敗は教訓として常に意識しながら行動しています。」

このような大きな失敗を経験しながらも都度自分を鑑みて改善していく佐藤さん。

普段の応援研修を見ていると、学生の成長に対して常に広い視野を持って接していることが伺えます。

 


最後に、在籍する第0新卒生に伝えたいこと。

「社会人になった今だからこそ、学生のうちにもっと意識しておけばよかったと思うことが3つあります。

○広く深い視野を持つこと。

○責任をもって行動すること。

○周りの人を大切にすること。

 

人それぞれ目指しているものは違いますが、この意識は社会人になってから絶対に役に立ちます。

まだ1年しか社会人を経験していない私なりに感じる重要なことです。

引きこもりでまともに話すことすらできなかった自分がここまで変わったんですから、皆さんはもっと成長できると確信しています。

貴重な大学生という時間をスタイルガーデンで過ごしているのだから、単純労働で終わらせず一緒に頑張ろうという気持ちでいます。

また、ここでできた繋がりを大切にしてくださいね。

私にとって所属学生との出会いは宝物なんです。

0新卒では、仕事や自分自身に対して真剣に考えることが多い分、本人の本音に触れることができますよね。

普通に生活していれば出会うことも仲良くなることもなかったであろう人と出会い、多様な価値観に触れることのできるこの環境は貴重だと感じています。」

佐藤元(さとうはじめ) 1996年生まれ/大学2年生より第0新卒に参加。Basic Programを経てAdvanced Programの法人営業とマネージャーに従事する。その後、新卒入社第3号として2019年よりスタイルガーデンに入社。自分自身がプログラムで経験したことから、応援を生み出す重要性を参加学生に伝えるべく、営業管理とE&I(新人)生の導入研修を担当している。ゲームとアニメが大好き。

 

 

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