大学生の自己防衛を解き放ち、活躍の火種を植える社員(佐藤 元)

 

 

私達スタイルガーデンの第0新卒は一般的なインターンシップと一線を画しています。だから、インターンシップと呼ばないこだわりを体現する仕組みや組織作り、制度が多々存在しています。

 

●プログラムを階層的に用意していること
●等級制度を用いて成果を可視化していること
●アウトプットとインプットを両立していること

 

上記に限らず、複数の仕組みを設置し、運営しています。その中で、最もブレずに社員全員が意識を集中してまっしぐらに突き進めていることが第0新卒の事業ビジョンである

 

応援を生み出す人材の輩出

 

です。新しく参加した学生には一般的なインターンシップであれば商品研修やビジネスマナー、報連相など一般的な業務指導を行うのでしょう。しかし、第0新卒では応援研修と呼ばれる独自の研修を2019年10月より導入しています。

 

応援研修を導入してからというもの、参加学生の自信、客観的な自己理解度、成長を自分で観察する力が大きく異なり、プログラム満足度が明らかに異なってきた。と研修を担当する入社1年目の佐藤元さんは語ります。

 

佐藤さん自身も第0新卒出身者であり、学生時代の様子応援研修に込めた想い、事業の今後について話を聞きました。

 


 

個人勝負すぎる環境。祝う時に誰も祝わない風土。

 

学生の頃、スタイルガーデンはどのような雰囲気でしたか?

 

僕が学生の頃は「応援を生み出す」そのものは理念として存在するものの、ふんわりと抽象的な概念でした。仕事における成否にて都度指導されるだけで「それじゃまわりは支えたいってならないよ」「多くの人が佐藤を応援してるよね」って、その場にいる人間が好き勝手に言うだけ。組織として、応援を生み出す状態の統一認識が無かったんですよね。

 


佐藤元(さとうはじめ)/大学2年生より第0新卒に参加。Basic Programを経てAdvanced Programのマネージャーと法人営業に従事する。その後、新卒入社第3号として2019年よりスタイルガーデンに入社。自分自身がプログラムで経験したことから、応援を生み出す重要性を参加学生に伝えるべく、営業管理とE&I(新人)生の導入研修を担当している。


 

特に風土が今とは異なりましたね。第0新卒という事業を数十人で回しているのに、組織やチームといった共通の目的よりも「営業が上手くなりたい」「他の学生よりも勝ちたい」「自分が成長したい」といった目標はあるけど、誰かのために行動する利他目的でない言動が目立つ風土でした。だから、退職者も多くて、寂しかったですね。自分の仕事が全体貢献として評価されなかったり、他人を認め合う意識が低かったのもあります。個人勝負であり、他人の成功を祝う雰囲気が少ない状況でした。

 

ギスギスして、消極的になりそうですね。

 

それもそうなんですが、一番は自己完結で目標を定める学生が多く、成長の機会を前に大学の講義かのように受け身で参加する人が多くて、僕は悔しかったんです。当時、Basic Programのマネージャーも担当していたのですが、自分で「できる」のレベルを決めちゃう学生を担当していて、日々の言動や業務姿勢、準備を見てもまだまだやれる余地があるのに、平均より少し上の成果が出ると「自分的には出来ている」って行動を変えたり、目標をすぐに下げるパターンを経験しました。

 

すると、退職に繋がったり、他のインターンにチャレンジしたいって、みんな環境を変えることを望みだすんです。でも、この会社に来た学生の目的は社会人と同等の仕事観キャリア観の形成だったはず。現実的に数か月で職場を変えまくるビジネスマンってどうなんだろう?とか、一回良い成績を収めたからといって、継続性や再現性の低いスキルで自分が築き上げたいキャリアは手に入るのか?と未来志向になれないのはどうしてだろう?って悶々としていたことを思い出しますね(笑)

 

その悶々とした悩みは改善できたんですか?

 

結果的に学生時代での改善は叶いませんでした色々マネジメントについて、学んだり、資料も読み漁ったのですが、答えは見つかりませんでした。でも、社員になってからもこの想いはずっとあって。。半ば、諦めてましたね(笑)ところが、入社して1ヶ月程経ったときに専務の西村と組織運営について話す機会があったんですよね。そこで、西村から応援研修を導入しないか?って言われてから、僕の悶々とした想いをぶつけるチャンスが回ってきたんですよ。

 


 

「誰かのために」-利他から生じる目的が無いと僕達は自己防衛に走る。

 

どんな話をしたんですか?

 

高校野球における強豪校の組織作りです。西村は高校野球の大ファンなんですよね。毎年観戦に行くし、各都道府県の予選ベスト4くらいなら暗記もしています笑 昨年の夏も相変わらず、西村は高校野球に熱中してたんですよね。僕も高校野球をごくたまに観るんですけど、たまたま西村がランチ中に甲子園を観ながら「強豪校とかどうやって組織運営してるんやろ?」って言い出したんですよね。確かに言われてみれば、甲子園常連校とか部員100名以上とかいるわけで、たった3年間しかないし、プロ野球を目指す子達だっている。もっとギスギスしてもおかしくないのに、みんなが試合に出るメンバーをグラウンドの外から大声で応援している。

 

そこで、西村と高校野球の情報を探したんですよね。その中で、とある名門野球部の話に出会ったんですよね。その高校では、僕と西村の仮説通りのストーリーが書かれていました。プロ志望で野球が上手な子達ばかりが集まると、自分の目標だけで野球をするらしいのです。「自分的にはそこは満足なんで」「それいります?」と自分がプロに行くために必要だと思わない努力はやらない子が増えて、どんどん弱体化した経験を持つんだそうです。そこで、指導者たちが「お前の将来のためにちゃんとやれ!」とか「責任感がない」「継続できないと活躍しない」とか頭ごなしのメッセージだけ投げても改善しなかったそうです。

 

どこかで聞いたことある話ですね(笑)

 

はい(笑) これは他人事じゃねぇって、めちゃくちゃ調べたんです。すると、その高校は見事にこの3年で復活を遂げていたんです。何をやったのか?について、調べていくとコレだ!ってなりましたね。

 

何をやったんですか?

 

練習前や試合前、ひとりひとりにチームの課題を聞くんだそうです。いわゆるチームの方向性を定める「目的」です。そして、その後にその目的を果たす上で自分で出来ることはないか?と個人が組織に還元できる具体的な手段である「目標」を定めさせているんだそうです。目的意識からの目標を伝え回ることで、的を得た行動をひとりひとりが行うのです。つまり、チームのために自分が出来ることを最大限全うすることが可能なんだと知ったんです。

 

僕が学生時代から解決したかったことの正体は自己完結で行動を変えたり、諦めたりする人を減らし、全員が積極的に未来の共通目的へ向かう雰囲気作り。自己完結の正体は、自分だけの利益に走ると自己防衛反応が強く反応し、満足した自分を作り出してごまかすことなんだと気付きました。「誰かのために」という未来志向と利他から生じる目的が無いと僕たちは自己防衛に走るんです。

 

これをベースに応援研修を作成したんですね?

 

そうです。新人だからとか何も知らないからとか、そんな他社でありがちな大学生への固定観念を取っ払った研修を作ることにしました。会社のビジョンと参加してくれた学生のビジョンを共創するんだ!というメッセージを伝えたいという西村の想いもあって、第0新卒のプログラム序盤に研修を導入することにして「応援を生み出す」理念の元に研修を作り替えたんです。そして、僕が抱えてきた学生時代から抽象的だった応援を再定義し、完成したのが応援研修なんです。

 

応・・・誰かの想いに応える目標を持つ

援・・・自分ができる最大限の行動で人を援ける目的を達成する

 

個人的にもしっくり来ているし、50:50で社員と学生の意思決定がなされる弊社では重要な考え方だなと。これをじっくりと伝える研修が応援研修なんですよね。改めて、第0新卒事業はインターンシップなんて言葉で片付けたくないですね。教わる・教える関係ではなく、応援し合う関係で学生と企業が結ばれている他の組織を知りませんし、今となっては統一認識において、絶対的な自信があります。

 


 

 

自己防衛を解き放ち、社会で活躍する火種を植えたい

 

佐藤さんの思う事業の今後について教えてください

 

全国展開ですね。自分がスタイルガーデンを選んだのも、第0新卒事業を多くの学生に広めたいと願ったからです。特に、本年から僕は広島県への展開も担当しています。スタイルガーデンとしても、初の支社展開であり、とてつもないチャンスをもらったなと思います。

どんどん「応援を生み出す」ビジョンを広めていくことで、社会人になる前に自己防衛を解き放って、どんな社会にチャレンジしても活躍できる人材になって欲しいし、僕と出会うことで自分自身の可能性がとてつもなくデカいんだってことに気付いてもらいたいですね。