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社外向け情報

2020/04/21

【長期インターン】1度この会社を離職しました。でも、復帰しました。

みなさんこんにちは。
長期インターン『第0新卒』を運営するスタイルガーデンの広報室です。

第0新卒には関西2府4県及び広島県から大学生が参加しています。学年もバラバラで、人生のバックグラウンドや入社動機も様々です。

彼の社内での印象は「律儀かつまじめ」どちらかと言えばインターンなど、挑戦要素が高い取り組みや第0新卒のように世間のメインストリームにない事柄に従事するタイプではないと皆が口を揃えます。

そんな彼は第0新卒を

一度離職し、復帰を果たしています。

なぜ、第0新卒に入社したのか?そして、なぜ離職したのか?また入社しようと思えたのか?今、どんな気持ちで働いているのか?

頑張る才能の持ち主である上本大貴に焦点を当てます。


真逆の幼少期と物事が成就しにくい人間性に悩む日々

生まれも育ちも大阪府吹田市。今でこそまじめかつ律儀は自分らしいと実感するも、幼少期は真逆だったと語ります。

野球が大好きな幼少時代

 

上本:幼少期から野球が大好きで、幼稚園では毎朝保育士を巻き込んで全員で野球をやる日々でしたね。先生に指示を出して準備させるようなリーダーシップを発揮していたそうです。前代未聞の園児と今でもイジられます(笑) 人より目立つことが好きな子供でやんちゃ

 

小学校の時にはこのやんちゃが加速したんです。授業に出ずに野球をやったり、クラスの窓からモノを投げたり、学校で会議が行われるほど問題児。まじめで律儀とは正反対の性格でした。

 

そんな彼が今の性格になる原体験は、小学校での恩師であるおばあちゃん先生との出会いでした。

 

上本:厳しい先生で6年間の小学校生活で3年間もその先生が担任だったんです。学校でも要チェック生徒になっていました。何が厳しいって一緒に友達とイタズラしても「あなたが悪いんでしょ」「なんでも友達のせいにしなさんな」って自責を促されていました。子供ながらに、今回のは僕がメインじゃない!って主張してましたけど、黙って目を見られて出てくる言葉は「ごめんなさい」みたいな。今のまじめさと律儀さはこの先生との出会いがキッカケで形成されました。

「とてもにぎやかな子」と釘を刺された上本少年  (恩師から贈られた卒業メッセージ)

野球との出会い

でも、野球をやっている自分だけは賞賛してくれたんです。だから、野球さえやっていれば承認される安心感がありました。野球に熱中し、頑張っていれば褒めてもらえるって。だから、野球だけは絶対に辞めないと誓ったんです。野球をしている自分が好きだったし。

中学校でも野球部に所属。小学校では周囲と比べて、野球が上手だった上本。しかし、成長期と共に周囲が肉体的に成長し、野球の実力でどんどん抜かされていきます。唯一のアイデンティティを喪失した彼に、更なる追い打ちが彼を襲います。

 

上本:いわゆる「ハブ」ですよね。ある日から、野球部全員に無視される日々が始まりました。理由はこの真面目で律儀な性格が周囲は気にいらなかったんです。例えば、グランド整備などの雑務、辛くてしんどい長距離走も周りはサボる中、自分はいつもサボらず、やりきっていました。だって、それがアイデンティティだったから。
でも、僕は当時の身長も139cmで非力。試合にも出れず、下手に見えたんでしょうね。それなのに一生懸命努力してるってなったら「こいつ何優等生ぶってんの?」って。でも、絶対に野球だけは中途半端にすることを僕の信念が許しませんでした。そのおかげか逆境に抗うメンタリティはこの成長体験で得たと思います。でも、人より物事が成就しにくいタイプなのかな?と悩んだ時期でもありました。

頑張れる才能

高校に進学後も当然のように野球部に所属し、甲子園を目指します。物事が成就しにくいタイプだと言う彼の予感は的中します。小学校から9年間野球に取り組んだ集大成の夏に待ち受けたのは、20人のベンチ入りメンバー不選出。甲子園を目指すことすら許されなかったのです。

メンバーを発表されたとき、虚無感と悔しさと情けなさが襲いました。最初に浮かんだのは親の顔で、何て言おうって。でも、これから戦うメンバーを思うと、泣いたり、悔しがることは意味がない。必死で平静を装いました。練習後の片づけをしていると、監督に呼び出され、激励の言葉を頂いたんです。

いつもまじめで努力家」だったと。それも上辺ではなく、認めてくれたんですよ。休日の自主練習や監督が知る由もない努力をどこからか知っていてくれて。見えない努力を認めてくれた。そこで初めて、号泣しました。でも、認められてたけど、叶わないことはあるんだって、必ずしも結果と結びつかないんだって辛くなった。そこから、自分は「すぐに実を結ばない人間」一方で「頑張れる人間」なんだと、気付いたんです。

頑張れる才能

これが自分の特徴であり、今に繋がる強みの原点だと思います。

 


考えはするけど、結局行動できない。間違った自分を肯定する。

その後、1年の浪人を得て、滋賀大学経済学部に進学します。彼は大学でも準硬式野球部に所属します。週3日の練習に加えて休日は試合の日々。そんな2回生の秋に就職活動をしている地元の友達を見て、未来への焦りを感じるようになります。

社会人になること、野球しかない自分の市場価値に疑問が生じたんですよ。「社会から欲しい」って思ってもらえるのかなって。そう思うと自分に自信がなくなって、自分をブランドで飾りたくなったんですよ。

だから、就職活動を考える時は漠然と大手が正義。それ以外は

っていう偏見で将来を考え始めていたんです。だけど、漠然とした価値観なので何かした方が良いのかな?って考えはするけど行動には移せなかったんです。

そんな矢先、最大のターニングポイントが訪れます。

 

小学校から馴染みの丸山から「飯行こうぜ」って連絡がたまたま来たんです。丸山も浪人で就職活動を考え始めていたのは知っていたので情報交換しようと思って、会ったんです。すると、丸山は当日が第0新卒の面接日でした。丸山は嬉しそうに話すんですよ。社長の話から、第0新卒のコンセプト、教育環境なんかを。

でも、僕は大企業こそ正義と捉えていたのでインターン自体も詳しく知らない。「ベンチャー?意識高い系?ん?大丈夫?胡散臭。そんなん騙されてるだけやん」って、適当に流したんですよ。

しかし、彼は帰宅後、焦燥感から長期インターンやベンチャーについて調べます。キャリアバイトや求人サイトを駆使して、情報収集する日々でした。丸山と一緒も恥ずかしいとも思い、第0新卒は少し見た程度。さらに全ての求人情報が「良いこと」しか記載がない。結局、半年間はなんかやらなきゃと行動の必要性は感じるものの、踏み出せない自分のまま時間だけが進みます。

 

半年くらい経ってからですかね、とある日に丸山からスタイルガーデンの就活セミナー開催を聞いたんです。実際に働く丸山から第0新卒の話を聞くと認識が変わったんですよね。今の自分に必要かもしれないって。後は成長した丸山に刺激されたのもありますね。その日の別れ際に「一緒に高め合おう」という言葉でセミナーを聞く前にアリかもって決断してましたね。

当日のセミナーでは「市場価値」や「大企業の肩書きが取れた時の絶望感」「就活ルール撤廃の未来」など、ネットにもない独自の情報を知った上本。漠然とした大企業のイメージが破壊され、就職に対する自分の現在地を明確に知ります。

 

胡散臭さから舐めてた分、セミナー後のインパクトは大きかったですね。リアルな自分の現状を知らされたし、目先の就職活動よりも就職後のキャリアに対する不安が襲いました。でも、同時に将来にむけた自分の道筋が見えた気がして挑戦欲が湧きましたね。丸山はもちろん、先に始めた学生を追い越す勢いで取り組んでやる!って。

しかし、上本は入社半年で離職することになります。

 

理由は明確で営業を甘く見ていたことでした。自分の後から入社する学生がどんどん自分を追い越す成績を収めていく。丸山は一段階上のマネジャー職まで昇りつめていて、思い描いていた成長のストーリーとは違っていて、高3の夏がよみがえりました。また俺は負けるのか、結局物事が成就することは無い人生なのかなって。ネガティブな状況で、野球と学校と第0新卒を両立する気力をなくしました

 

人間って一度逃げる道が見えると止まれないんですよね。俺に向かないだけだとか、学校もあるしとか、将来に取り返せばいいやとか、開き直って、間違った自分を肯定し始めるんですよね。でも、結果を出さずに辞めたから逃げたって思われてるかもな。という思いを残しつつ、離職を選択しました。

 


頑張れる→頑張る

その後、上本は野球部を卒部し、塾のアルバイトに取り組みます。しかし、日毎に後悔の念が押し寄せます。

結果を出さずに辞めたこと、市場価値向上の感覚を掴めず辞めたこと、モヤモヤが止まらないんですよね。でも一度離職したから戻れる道理も無いと思っていて、プログラミングとか、角度を変えて第0新卒のような環境を探しました。でも、応募のクリックを押す直前にセミナーやスタイルガーデンで出会った社員に言われた未来への努力、将来のキャリア構築が頭に過ぎると求人画面を前に自分が迷走しているように思えたんですよね。「いや、おかしいやろ」って(笑)

停滞している自分に嫌気が差し、また迷い、結局なにもしない日々の再来を過ごす上本。しかし、またもや丸山が救いの手を差し伸べます。

 

離職してから半年後に丸山から再度話さないか?もう一度挑戦しないか?と声を掛けてくれたんです。しかも、社員に出戻りの許可も取ってくれた状態で。正直「戻れるんや。許されるんや。」この会社は諦めた人間をもう1回受け入れるのか。とも思いました。

実際に面会し「戻りたい。戻って、今度は絶対に仕事で結果を残したい」と強く願いました。今度こそ成長して、丸山を筆頭にスタイルガーデンへ恩を返したいと思ったし、丸山と一緒に社会人のスタートを迎えたいと決意しました。自分以外の仲間を意識して取り組んだ野球から培ったアイデンティティを社会で再現するんだと自分を取り戻した一日でした。

 

復帰した上本は自身の強みに変化が生じたと言います。

 

復帰後、努力量が違うんですよ。商談メモ1つとっても、仕事が無い日に仕事を考える頻度、空き時間での自己研鑽が増えました。復帰する前は、こんなもんで良いか。とどこか自己防衛が働いていました。丸山や会社のために貢献したい!と湧き上がってくる原動力が努力せずにいられないハイテンションな自分へと仕向けるんですよ。高3の夏までに培った頑張れる才能が他人を想った「頑張る」へと進化したんですよね。

 

●復帰前の頑張れる才能

単に「できるできる」と自分の価値観だけで
受動的に努力する

●復帰後の頑張る才能

他人の為に現在地を受け止める
他者と構築した価値観と共に積極的に努力する

商談メモが受動的な解釈→主体的な解釈へと進化し、上本の才能がアップデートされた様子がわかる

頑張れるから頑張るに武器を変えた上本のキャリアを構築する挑戦はまだ始まったばかり。

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