ZERO VALUE

2021.03.16

23年卒の就活生が今こそ読むべきキャリアメッセージ

23年卒の就活生が今こそ読むべきキャリアメッセージ
今回は、現在弊社に所属する社員の寺本さんにインタビューさせていただきました。

寺本さんは学生時代に長期インターンに参加後、大手企業に就職し、再度弊社に入社した経緯があります。

今回は寺本さんの入社からこれまでの経緯、大企業とベンチャー企業の違いや、社会人1年目のリアルな社会環境についてお話を聞かせていただきます!

就活生時代

ーまずは入社までの経緯について教えてください!


実は、大学生の時に就活を2回しているんです。1
回目は満足のいく結果が出なかった、特に第1志望の企業から内定をもらえませんでした。結果、就活を2年連続で行い、半年間休学しました。2回目を始めた時、大学の先輩に全く同じ境遇の人がいました。相談すると後押ししてくれたんですよね。


「行きたくない企業に進んでも、モチベーションが保てないだろう」って。


この経緯で2回目の就活をすると決めた時、大学以外の時間が余って、何をしよっかなってなりました。

その時に、先輩が所属した長期インターンシップ(第0新卒)を紹介してもらい、参加することを決めました。

 

3月までの就活は、会社説明会に通うぐらいで結果的に企業も2社しか受けていないです。というか、受けられなかった。

正直なところ、活動する気になれなくて、、、やっぱり1年目の就活で第1志望の企業に行けなかったことを引きずり、2年目の就活もその企業にこだわっていたんですよね。そんな僕を見兼ねて、長期インターンシップ先の専務と話す機会がありました。

どこの企業に行っても、結果自分次第じゃない?って話だったのですが、急に肩の力が抜けて、企業にこだわりがなくなりました。


逆に、僕はどこにいそうですか?って聞いた時「答えや基準がなく、イチから作っていくような企業がいいんじゃない?」って言われました。
それが何となく腑に落ちて、専務に勧められたリクルートと、マイナビの2社を受けることにしました。

実際にその2社の企業のポリシーや社風を就活支援や自己解析ツールから得た自己分析と照らし合わせると、納得できる自分を自覚できましたし、なおかつ面接も順調に進んでいったので、どちらかの企業へ就職することにしました。

エントリーシートは就活の序盤でやっておく

ー就活を始めるまでに準備されたものはありますか?


エントリーシートは民間の就活講座で教えられたもの等を使って、3月1日までにはしっかり準備しました。
スタートダッシュはできるようにちゃんと準備はしていたつもりです。その中で、面接、グループディスカッションなどの選考過程は第0新卒での経験がとても役に立ったと思います。面接前の挨拶、面接後のお礼メール、細かな配慮の部分で学んだ人間力が生きました。

特に、連絡・報告の凡事徹底は意識していました。その結果、選考中の自分の様子を入社後も社員さんは覚えてくれていたし、自分をその人の印象に残すことができていたんだと思います

 


 

内定が決まってから就職までの流れを教えてください。


内定者研修が終わってからは、その時に与えられた課題に必死に取り組みました。

その課題は1つ下の学年のインターンを紹介して参加を促すという課題で、それを死ぬほどやりました。

内定者経由の参加者が120人くらいで、そのうち自分が紹介したのは50人位で約半数の紹介が自分の紹介でした。

そこでも印象を残すことができたと思います。

 

ー就職までにご自身で準備されていたことって何ですか?


実は内定が決まってから『第0新卒』を辞めているんです。
内定が決まったからやるべきことはやったと思って内定と同時に辞めました。ただ、辞めた後はこれと言ってやることはなかったし、自由な時間がたくさんできました。

それから10月くらいに再度声をかけてくださって、もう1度参加して、社会人へと弾みをつけるためにがっつりインターンに打ち込むことにしたんです。ここでの活動も、内定前はなんとなくやっていた部分も正直あったんですけど、再度参加したときは、真剣に何か還元しようと異なる視座で経験を積んでいました。

 

社会人になって

就職以後の寺本さんについて教えてください。


就職してからは、周りの同期とは違う経験もしているし、周りと差をつけないと。とは思っていました。

ただ、コロナだったこともあって、入社直後はずっとリモートで、初めて会社に出社したのはGW明けくらいです。

リモート時は課題を動画で通達され、終わりにフィードバックを頂く、研修の繰り返しでした。

外に出るようになってからは、自分は周りに比べて営業に出るのは早い方だったとは思います。

 

-1年目の裁量ってどの程度なんですか?


少なくとも自分がいた企業は多分に与えてくれました。また、自分でも
裁量が得られるように主体的に動くことは意識していました。

1年目は先輩の付き添いで営業に行くことがほとんどで、位置づけとしては近くで見て勉強ということばかりでした。できる限り、自分から上長に単独営業に行っていいですか? とアピールしていました。ただ、今振り返れば思い通りにできたかといえばそうではなかったですね。


大企業であるがゆえに企業自体が守りの姿勢で社内にルールや縛りがあって、どうしてもその範囲以内で動かなければいけませんでした。
どうしても言われたことをやるっていう業務より新しいことを考えてやってみるという業務は少ないので、徐々に自分から向いてないなと思い始めました。ただ、取引先とのスケジュールなどは自分で組めていたので、そういう自由な部分もあったと思います。


ー1年目の周りの同僚を見て思ったことはありますか?


リードしている実感がありました。
周りへの気遣い、基本的な報・連・相など長期インターンシップで学んだことはしっかり発揮することができました。特にコミュニケーションでは、大企業なのでトップダウンの意識が強いです。コミュニケーションはありますし、少ないわけじゃないけど、仕事のやり取りを少なくすることは重要かなと思います。


具体的に言うと、
組織のリズムを前提に、報・連・相を行う際の工数を少なくすることを意識するということです。

仕事をお互いスムーズに行うにあたってそこは意識していましたし、重要な部分であると思っています。

出戻り転職

-久しぶりに社内に戻ってきて感じる長期インターンシップの雰囲気はいかがですか?


報告が少ない人が多いのかなと思います。
何かアドバイスを求めてきたり、教わりに来たりと積極的な子は見かけますが、その後にどうなったのかという進捗の報告が少ないです。実際にアドバイス通りに進んだのか、修正した方がいいか? など報告がないと分からないので、そこは意識してほしいと思っています。うっとしいと思われるかな? 程度で良かったりします!


ー1年目から重視されるのはどのような部分であると思いますか?


素直さや吸収しようとする意識の面だと思います。
この子が本心ではどう思っているのかというのは上司から見ればわかるものです。

個人的に納得がいかない部分でも、一旦聞き入れ学ぼうとする意識が重要であると思います。何より1年目と上司ではその会社内での経験則が違います。守破離の守の部分を徹底しようとする姿勢が最も評価されると思います。


-早期から活躍される人に共通するポイントって何だと思いますか?


良い意味で図々しく、自分に対して貪欲な人ですかね。
質問のセンスと質問内容からも意欲的に見える人が結果的に活躍していくように思えます。「それは調べれば済む」「考えろよ」などと言われないような答え無き問題に回答を持って質問することが最重要ですよね。また、うまくいかないときに他責にしたり、環境のせいにする人は活躍できない人の特徴だと思います。

就活に必要な学生時代の経験

-大企業のメリット・デメリットを教えてください。

メリットは会社として規模が大きく、長い創業歴があるので業務フローが出来ています。規則なども多いですし、働くにあたっての流れは入社時に既にできています。誰が入っても一定のパフォーマンスが生み出せるような体制が整っているので、落ち着いて働きたい人には良いかもしれませんね。デメリットは個人単位で力のつけられる部分が限られている所です。自由にできる業務が限られています。

 

-社会人が楽しいと思われた瞬間はどんな時ですか?


無いです。やるべきものだと思って無の感情でいつも行っています。
学生と面談しているときとかもスケジュールが詰まっていれば、正直しんどいと思ってしまうこともあります。ただ、これは悪い意味でも何でもないです。

無の感情というのはさせられている感が1つもないということです。適性に合っているから仕事している感覚がないですし、無意識に得意なことができていると思っています。業務的でないルーティーンワークという状態が自分にとって1番良い状態です。

 

-苦しいと思われる瞬間ってどんな時ですか?


朝起きることぐらいですかね、、、(笑)

仕事自体に嫌だと思っている部分はないので、それぐらいしかないです。

この会社がどうなるのかわからないというワクワクのほうが大きいです。1年目の大企業のほうでは自分の上司、課長、部長を見ていて5年目、10年目の自分の姿がうっすら見えてきたんです。今の会社にはそうなるのかわからない未来があるので苦しいというのは本当にないですね。

 

-長期インターンを経験している人とそうでない人の違いは何だと思いますか?


経験していて社会人になって活かされたと思った部分は社会人の評価軸をすでに知っている所です。
また、理不尽なことに対して耐性が付いている所です。ゆえに、うまくいかないときも我慢して取り組み続けていけるし、上司からの評価ポイントを知っているので、うまく上下関係を築き、仕事が出来ています。

 

長期インターンでもっとやっておけばよかったと思うことは、数字面にもっとフォーカスするべきだったというところです。今思えば、周りよりも目標の数字を絶対に達成するというマインドが足りなかったのかなと思います。感覚でやってしまっていた部分があるので、もっと各業務時に振り替えるなどして、取り組めばよりよかったと思います。

なので今所属している学生は、事務所内でも営業勤務も目的意識をもって一生懸命取り組んでほしいなと思います!

 

 

ありがとうございました!若いうちから大企業とベンチャー企業を経験されている寺本さんの貴重なお話を聞かせていただきました。やはり、『第0新卒』で経験されたことは自分で意識すれば社会人になった時に大いに役立つものであるようです。

 

現在、寺本さんはキャリアコンシェルジュとしてこちらで活躍されています。

https://stylegarden.jp/zeroconcier/

こちらの記事も読まれています。

ZERO VALUE

2021.01.27

すでに社会で活躍している大学生、社会人になるのがワクワクでたまらない

ZERO VALUE

2021.12.17

警察官を目指す僕が、営業で大成長した理由

ZERO VALUE

2021.10.26

【成長したい】成長にこだわる学生が長期インターンシップを選んだ理由

ZERO VALUE

2022.12.14

好奇心旺盛な名古屋の女子大生が長期インターンシップに参加して成長する話~ヒントシリーズ第3弾~