―何気ない言葉に潜む病
「とりあえず生で~」
くらいだったら気に留めないのですが、結構頻繁に耳にするこの言葉。
普段何気なく使うこの言葉ってそれまでの話合いを一瞬で消し去りますよね。
弊社の第0新卒生内でのグループワークや会話中でもたまに現れるこの
「とりあえず病」
第0新卒のビジョンに「応援を生み出す」を掲げるスタイルガーデンでは時間の概念にも自分たちのアイデンティがあります。
そもそも時間だけは平等なこの世において、時間とは最も高貴な価値なのです。それゆえに、相談した時や全員で集まり意思確認を行う際に何もなかったかのように
「とりあえず○○っすね」
「とりあえず○○でオッケーということっすか?」
これら言動は我々が目指すビジネスパーソン像ではありません。
―とりあえずが発生する原因はいつも同じ!?
弊社の人間に限らず、この言動が発生する弊社的分析結果は
①自分のことでいっぱいいっぱい
②先が見えなくて不安
③なんだったら会合や指示の意味に理解が及ばずイライラ逆ギレモード
これら③つのうち2つでも該当すると発動します。
つまり、頭ん中真っ白!
の状態時に発しているのです。
さて、あなたは頭真っ白の人間に果たして
何百人という社内の仲間
何万というお客様
何億という予算
とっても大事な物事を預けたいでしょうか?
「とりあえず」によって目先の手段を追うことで安心する人間にスケールの大きいことは任せられないのです。部下と接している時も、上司の指示を貰う時もこの言葉一つで見切りを付けられてもおかしくないのです。
あなたの「とりあえず」に誰かの願いや誰かの想いは備わっていますか?
とりあえずによって期待や信頼を失っていませんか?

―自分の行動が誰に結びついているか
病から脱する方法は一つしかありません。それは
自分以外のために行動する目的
を強く意識することです。
特に面倒なことや作業に対して億劫になる事象に対しては、自分以外の誰かを想定して行動指針を一瞬で組み立てるのです。
レポート提出→教職員や決裁者のため
飲み会の予約→居酒屋の店員や参加する人間のため
日程調整 →当日の参加者やその会に影響される人々のため
すると、自ずと相手の時間を想定することになります。
相手の今後の活動を想定したり、相手の行動を円滑にするために必要な行動をイメージすることになります。
すると、自分の行動の行く末が見えてくる。結果的に、相手と自分の時間を想定した終着点と計画を練ることになります。
いわゆる
タイムマネジメント
が出来ていないと、「とりあえず」なんて発してしまうのです。
タイムマネジメントは対象の【誰か】がいて初めて意味を成します。
自分だけの都合で予定を汲み、計画を練っても「とりあえず」なんて発して
周囲を顧みず、自分の行動を変えて振り回すことになるのです。
時間は人の信頼と繋がりを強固にするパイプです。
昨日、今日のあなたのとりあえずは
誰かに繋がっていますか?