こんにちは!関西の長期インターン『第0新卒』を運営するスタイルガーデンの広報室です!
今回は、弊社No.2である専務取締役の西村が2021年を振り返り、2022年の『第0新卒』への想いを語ります!
株式会社スタイルガーデン 専務取締役
西村健志(にしむら たけし)
2021年を振り返って
―2021年はどのような1年間でしたか?
非常に難しい1年でした。新型コロナウイルスの影響により約半年間、リモート化での業務となり、普段の会議や研修がオンラインへ移行し運営が困難でした。2ヶ月のスパンで訪れるリモート期によってリズムにうまく乗れなかった印象です。新しく始めた研修なども未だ未完成で年を越しましたから。また、ヒトとヒトの物理的な距離が生じたことによるコミュニケーションのズレ・ルール解釈のズレが発生したことも貴重な経験でした。
当社の長期インターンシップ参加生である第0新卒生を中心にお任せしている営業稼働においても、稼働現場が制限され、稼働に出たくても出られないメンバーが多く、全員に普段とは異なる働きかけを求めてしまう場面も多くなってしまいました。
―組織の成長を感じられた部分はありましたか?
もちろんです。長期インターンシップのプログラムである第0新卒生の在籍人数が大幅に増加した点は組織の大きな成長と感じております。例年より1.8倍~2倍のペースで参加頂いています。(2020年度45人→2021年度82人大阪本部のみ。他支部合わせ101名*1月現在)
在籍人数増加のキッカケは人事部と広報部が活動2年目となり、その活動が軌道に乗ってきたことが挙げられます。また、wantedlyを始めとした新しい求人媒体、インターン生によるSNSの積極的運用によって知覚・宣伝活動のチャンネルが増加したことにより、弊社を知ってもらう機会が増えたことも挙げられます。リモート化であっても大学生の行動や意思決定を見逃さなかったことが大きいと思います。
人事部にて活躍する第0新卒生の記事はこちら
なにも教えてくれないのはお客さんだから
―第0新卒生たちと日々接する中で、西村さん自身“学び”はありましたか?
去年はマネージャーとして活躍しているメンバーから多くの学びがありました。そのうちの1つとして『ホストとゲストの概念』が挙げられます。
具体的に説明すると、会社を運営する社長や私はホストの塊です。次いで、従業員もホストでしょう。しかし、インターン生たちはインターンシップを提供するホスト(主催者)でありながら、そのサービスを受けるゲスト(お客)である両側面をもちます。通常であればゲストに当たる第0新卒生はサービスを享受するだけで十分に思えますが、自己成長のためにはホストの視点を持つ方が良いとインターン生たち自身で気付き、私に進言してくれたのです。
ホストの視点を持つメリットは多大です。まず、周囲の接し方が異なってくる。お客さまへと身内への情報開示は大きく異なります。それだけでも仕事の解像度が変わる。当社のインターン生に限らず、世のインターン生はお客様扱いからいち早く抜けた方が良い。今の現状で、何も刺激が無い、何も教えてくれないのはあなたがお客様である可能性が高い。
そこで、マネージャーメンバー達から「第0新卒生にも様々な役割を与えよう」と提案があり、組織視点で物事を考えて行動できるインターン生が増加しました。より組織視点に近づき、組織にとっても、インターン生にとっても期待と役割が明確になり「これは自分の仕事なんだ」「自分がやらなくてどうするんだ」と双方を成長させる重要なkeyであることが分かりました。どんどん機会を与えること、期待を掛けること、役割をどんどん創出することで会社が一回りも二回りも大きくなる手応えがありました。今年はホスト意識が拡大してくれることを期待しています。
若者の変化
―学生の意識は毎年どのように変化していますか?
年々賢くなっていると感じます。変化が激しい時代だからこそ危機感を感じやすくなり、将来の展開を先読みして行動を起こす学生が多くなっていますね。特に前年はコロナの影響によりサークルやアルバイトといった課外活動が制限された結果、更に危機感を感じる学生も増加した様子です。一方、神経質になりすぎる学生も増えたように感じますね。
―組織は現在、非常に調子が良いと思われますが、不安な部分はありませんか?
もちろん不安に感じることもあります。これまではコロナの影響で学生の留学やアルバイトが制限され、選択肢が自然と長期インターンシップのみに限定されていましたが、今後は課外活動が再開されて学生の選択肢が増加するため、応募率の増減や学生の意識変化へのヨミが重要になると予想しています。
―スタイルガーデンは2022年で設立7年目となり、これまで多くの学生を社会に輩出してきましが『第0新卒生』はどのように変化していますか?
質を追い求める意識が上昇していますね。全ての業務を表面的に体現して終えるのではなく、先ほどのホスト視点が養われつつあるなと思います。具体的には営業も「売る」ではなく「また買いたいと思われるように売る」「ずっと大切に使ってもらえるように売る」などホストならではのユーザーファーストの追求意識がインターン生に備わってきたと思いますね。仕事の解像度がまるで違うので、更なる発展的なキャリアを歩む人も出るのでは?と期待しています。
今後の組織について
―今後の組織をどうしていきたいとお考えですか?
今後は従業員の雇用・新卒採用が課題になると考えています。
社長や私をはじめとした創業メンバーの年齢が高くなってきている中で若い世代の指導者が学生への共感や信頼関係を結びやすい。また、広島や名古屋の支部ごとの採用も増やしていく必要があります。特に第0新卒生からの採用を狙っているので、入りたい人がいればぜひ(笑)
―そのためには第0新卒生にはどのような活躍が必要だと考えていますか?
一般学生から “憧れを感じられる存在” になってほしいと考えています。先にも伝えた通り、今後はコロナの収束に伴い、サークルやアルバイト等の課外活動が再開します。一般学生にとっては将来の不安はあるにせよ、それら課外活動の方が興味や憧れを感じます。普段外部の一般学生に直接出会う機会のある人事部や広報部のメンバーはその意識を持ててはいるものの、今後は彼らだけには留まらず、全第0新卒生にその意識を持ってほしいと考えています。
また、第0新卒生に対しても、参加しているからにはそれを目指さないと勿体ないと感じています。大学生という貴重な時間を費やしているからこそ「ほかよりも良い時間を過ごせている」と実感してもらいたいですね。
成功の根拠こそ憧れの正体
―「憧れを感じられる存在」になるためには、具体的には何が必要となりますか?
大きく分けて2つあります。
1つ目は 『他人には真似できないパフォーマンス』です。
つまり “僅かしかない違いを意識できるかどうか” です。仕事を通じての自己理解や「私ならこうやる・こう考える」・「自分がこうやったからできた」のような独自の根拠を確立する必要があります。根拠こそ憧れの正体。その根拠が自分にしかできないパフォーマンスに繋がるでしょう。
2つ目は『意思決定のバランス」です。簡単に説明すると、
・自分のやりたいこと
・組織が求めること/目的
この2点を一致させることが重要なのです。これは社会に出てからも同様で、自分のことばかりを優先しても評価は得られません。たとえ組織から高い目標を与えられたとしても、それを自分の行動目標と一致できれば自然と評価も得られるでしょう。
『他人には真似できないパフォーマンス』と『意思決定のバランス』を追求することにより「憧れ」を生み出すことが出来ると考えています。
インターン生を考えている人に向けてメッセージ
4回生はより良いキャリアを描けるように、現役生はより良い「憧れ」を生み出せるように頑張っていきましょう!大学生という貴重な時間を大事にして、遠慮せずに首を突っ込んできてください!
いつでも西村は皆さんの養分になる土です!個性豊かで綺麗な花を咲かせてください!