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社外向け情報

2020/06/15

専務のひとりごと Vol.1 「with コロナで大学生が身につけたいスキル」

 


 

このコロナウイルスによる自粛期間の解禁から早くも3週間が経とうとしています。本当に恐ろしい。

自粛期間を過ごす日々で感じた、今すぐにでも若い世代、特に新卒や大学生に取り組んでほしいスキルを考察しました。

結論から言うと、コンパクトなコミュニケーション能力です。

具体的には以下3つのスキルの習得が望ましいです。

1.短時間の伝達力【コンパクトトーク力】

2.言葉数が少なくとも伝わる【図解力】

3.コンテンツと思考編集力【グラレコ力】

解禁後では『リモート派:出社派』『オンライン:オフライン』による対立構造が各社ビジネスマンから有識者までなんやかんやと発せられています。

お前はどうなんだ?と問われれば「対立構造ではなくハイブリッド的な労働フローに移行する」と踏んでいます。

それ以上に、with コロナがもたらした今後の労働環境において、ビジネスマンが体感したことはわかりやすい気楽さ凝縮をテーマに全てをコンパクト化するスキルです。

今後の時代において、このコンパクトさは共通言語レベルで必須なビジネススキルになると実感しました。

では、早速1つずつ詳細を見ていきましょう。


短時間の伝達力【コンパクトトーク力】

自粛期間中、弊社では第0新卒生に社内勉強会を週4で開催していました。普段はオフライン(社内)で実施している内容をそのまま、オンライン(リモート)で実施。私が全ての勉強会で感じたこと。

 

それは熱量と触覚不足による

文言調整声量ボリュームブレイク(間の取り方)

の難易度UPです。

普段は社内で行っているので、目の前に聴衆がいるワケで、プレゼンテーションの言葉選びやジェスチャー、声量やテンションを探りながら実施するのですが、リモート状況下では特有の

発言待ち

が発動するんですよね。これがまぁ苦戦させられる。反応がわかんないし、タイムラグが少なからず0.1秒といえど講師やプレンゼンターのリズムを狂わせるんですよ。実況アナウンサーと現場報告スタッフが被る現象をテレビでも見ますよね。

それゆえに今後は臨機応変さや場の空気を変えるタレント性以上に、一方的に人の腑に落ちる文言を決められた時間に伝える口頭技術が必要になってくる。最短・最善で伝達する「喋る力」がオンライン世界で業務を体験した我々はニーズに感じるはず。

そのための努力として、日常会話から多種多様な言葉を使う。文章力を向上させる。腑に落ちるベストワードチョイスをラインなどのテキストコミュニケーションであっても意識する習慣が必須でしょう。

その点、弊社の第0新卒では背景豊かな学生が所属し、社員との距離が近く、立場やキャラクターによってコミュニケーションを変容する必要性や文言を考える就労環境下にあるため、所属学生に関しては自信を持ってwith コロナの潮流に乗れる状態で社会に送り出せると読んでいます。

オンライン上に一瞬で、伝達を求められる短時間コミュニケーションでは「コンパクトに喋る力」は至上命題になります。

 


言葉数少なくとも伝わる【図解力】

オンラインは都合上、発言待ちがあってオフラインよりも一方通行のコミュニケーションになりがちです。

すると、間合いが被ったりして「もう一度!」「あ、ごめん」のような無駄な会話が増え、難解な専門知識などを理解する場においてはストレスが加重されます。

そこで、with コロナにおいては極論喋ることなく伝達するためにコンテンツを視覚化する能力「図解力」を挙げました。

下記2枚の画像を見比べてみてください。

明らかに下の画像の方が、脳内理解を促しています。

つまり、オフライン下で頼るべきコミュニケーションは「口→目」に移行すると推測します。

そのため、目で物語れる図や画像を用いて解説する「図解力」が必要になる。

これは個人的な感覚ですが、例えばzoomでの会話はタイミングが合わないなど、慣れないリズムでの会話になるので疲れます。短時間で終えたいのがホンネ。

すると、今回の自粛期間も広報メンバーの5名で会議し、白熱するとカオスオブカオス。

もう誰が何を言ったのか不明な状態に。もちろん会議スキルにもよりますが、普段は感じないトラブルでしたので、特有の現象だと感じました。

そこで共通画面に図解を写し、図解をベースに会話することでスムーズな進行ができました。

デザイナーやプランナーのような限定された職種のビジネスマンだけでなく、営業でも、会議でも、ビジネスマン全体に図解作成力が必要な時代に突入したと言っても過言ではないでしょう。

学生であればゼミの発表などは積極的に参加し、図解作成を学ぶことが重要でしょう。

図解自体は特別なソフトなどは必要なく、PowerPointの図形を活用したり、keynoteなどからフリー素材を引っ張り作成するレベルで良いです。

 

大事なことは、一方通行なコミュニケーションのシーンを思い浮かべ「これがこうなって」「あれがこれになって」など、聴衆側の視点から、図解を指差しながら簡素な言葉で十分通じるクオリティになっているか。の判断軸で問題ありません。

 

弊社の学生もプレゼンスキル講座や各種研修資料を自分達で作成させる習慣を促しています。

 


コンテンツと思考編集力【グラレコ力】

これは自粛期間の1つのトレンド「ウェビナー」から、編集能力が必須だと感じたことに由来します。

そもそも「ウェビナー」とはWEB上で実施されるセミナーの造語でして、大量のウェビナーが自粛期間中に開催されていました。

合同説明会を始め、Saas系の勉強会、反響営業のためのツール解説セミナーに至るまで幅広く各社が展開する中で、事前知識がないと参加したところで理解できない内容も多く見受けられました。新卒ならなおさらです。

その中で、人気のあるウェビナーには共通点がありました。それがグラレコです。

グラレコとは、リアルタイムに思考を見える化する技術です。正式にはグラフィックレコードと呼ばれています。

私が尊敬する企業でも下記のように配信されています。

 

 

情報過多が目に見える現況においてユーザーのメディアリテラシーは声高々に叫ばれてきましたが、今後はコンテンツや思考を翻訳できる編集能力が必要になり、リテラシーを鍛える風潮よりグラレコを筆頭に編集力が高い人に信頼が寄っていく。

このグラレコがあれば、抽象と具体の往復が容易になり、コンパクトかつ説得力や情報インパクトに優位性が担保されます。

ただ、ビジネスマンとしては、上記2つと比較すると優先順位は現時点では落ちるものの、このスキルがあれば市場価値としてアドバンテージは得るでしょう。

 


最後に

リモートが良い、オフラインが良いなどと環境要因の適切化を議論している間にも、その文脈を読み解いて新しいビジネスやスキルは誕生しています。

就活生や大学生には文脈を読み解く能力も同時に身につけると共に、コンパクトなコミュニケーション能力をより向上してもらえると良いですね。

 

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